ゆったり かいてき 恵那のくらし

よくある質問
移住実践者の声 大上清文さん(串原)1
  • 大上 清文(おおかみ きよふみ)さん(串原)

1986年生まれ。愛知県名古屋市出身。転勤族だった大上さんのお父様が定年後の田舎暮らしを目指して、恵那市串原の古民家リフォーム塾に第1期生として参加。実際に串原で古民家を購入。家をリフォームして住み始める。そして大上さんご本人も2012年にお父様のお手伝いをするために串原に移住。全く縁もゆかりもない土地で、地域の人々に助けられながら、農作業経験ゼロから約2年間修行を積んで、遂に串原松本でトマト農家として出発。そして就農2年で東美濃農業祭農業経営コンクール野菜部門で優良賞を獲得!

大上 清文(おおかみ きよふみ)さん

 

(Q)恵那に移住したきっかけは何ですか?


(A)元々、父が名古屋でサラリーマンをやっていて、定年した後は田舎暮らしをしたいという希望がありました。父は営業という仕事柄、各地を回る機会も多々ありまして、田舎暮らししやすいところを探していました。たまたま名古屋の農業フェアか何かで来ていた恵那市を知ったようです。最初は恵那市の担当者の方に市内を案内してもらって、その後、恵那市南部の串原にあるNPO法人 奥矢作森林塾を紹介してもらったんです。奥矢作森林塾では古民家リフォーム塾を開催していて、第1期生として参加することになりました。父は青森の田舎育ちで、何でも自分でやりたい人だったので、家も自分でリフォームするつもりで入塾したんだと思います。リフォーム塾に参加した後、串原の松本に築200年ほどの古民家を購入して、リフォーム塾の塾生みんなで、家のリフォームを開始することになりました。父は最初、週末に串原に来ては、家のリフォームしながら何年かやっていたんですが、2010年ごろ、定年を機に恵那の串原に引っ越しました。僕も生まれてから名古屋で生活していたのですが、父の仕事の都合で幼稚園から小5まで静岡の富士市に引っ越して、その後、また名古屋に戻って来ましたが、人も多いし、元々、人も苦手だったこともあり、名古屋は住みにくく感じていました。そして2014年の12月に僕も串原に引っ越してきて、両親と一緒に家のリフォームを手伝い始めて、正式に家族3人で串原で暮らすことになりました。

移住実践者の声 大上清文さん(串原)2

※写真はNPO法人 奥矢作森林塾の古民家リフォーム塾で改修された古民家。現在は囲炉裏やかまどのある暮らしが体験できる体験施設、結の炭家(ゆいのすみか)として活用されている。

 
その頃、ある程度、家は住める状態になっていましたが、納屋とか土塀を直したり、屋根も少し雨漏りがするので瓦を降ろしたりもしました。家のリフォームを手伝い始めて、山の中で人も少ないし本当に楽でした。冬はすごい寒いけど気持ち的に楽。恵那に来たきっかけは家族が引っ越してきたことが理由でしたが、ここに来て住んでみて初めて恵那の良さが分かってきました。家のリフォームも一段落して、春になった頃、これからの仕事について考えました。ちょうどそんな時、近所でトマトを作っている人がいて、その時はただ食べてみておいしいだけと思っていましたが、”トマトの専業農家だと生活できる!”と聞いたんです。”じゃ、やってみようか!”と。ちょうど2013年の春ごろ、近所のトマト農家の人から苗をもらって、練習で家庭菜園程度の規模でトマトを作ってみました。そして市主催の農業の勉強会に参加しながら手探りで作業をすすめていきました。もちろん周りのトマト農家の方々にもいろいろ教えてもらいました。その時に”1年はトマト農家の元で研修してやったほうがいい!”というアドバイスをもらいましたので、その翌年は、恵那市の上矢作町にあるトマト農家で修行させてもらいました。同時に国の青年就農給付金という制度も利用させてもらって、1年間、ビニールハウスのビニール張りから苗管理、定植(苗をビニールハウスの中に植える事)、管理作業(肥料や水のやり方、脇芽欠き、誘引、ホルモン処理など)、そして収穫まで基礎から全て教えてもらいました。トマト栽培を勉強し始めて3年目の2015年から、両親が持っていた農地と近所の農地を借りて、正式にトマト農家として出発しました。最初の1年は手探り状態でしたが、2年目はコツも覚えて、ビニールハウス面積9.6アールで14.7トンの収穫で、就農3年未満の新人の中でトマトの出荷量が最も多い人が表彰される東美濃農業祭農業経営コンクールの野菜部門で優良賞を取らせていただきました。

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(Q)恵那に住んでみてどうですか?

 

(A)恵那は年配の人が多いのですが、皆さん本当に温かい。散歩がてらにいつも声を掛けてくれて、僕が忙しそうにしてたら、”手伝おうか?”と声を掛けてくれたりします。気候でいうと夏はとても涼しいですね。エアコンはなしでもokです。扇風機もほとんど必要ないです。でも冬はすごく寒いです(笑)。一番寒いときはマイナス15度とか(笑)。名古屋にいた時と比べてメチャ寒い。夜も暗くなるのが早いですね。でも慣れましたよ。それと串原松本は山の中なんで名古屋と違って四季折々の季節を感じますね。

移住実践者の声 大上清文さん(串原)4

 

(Q)恵那でこれからどんな生活を送りたいですか?

 

(A)僕はここで農業を始めたので、この串原松本の地で農業をずっと続けて行きたいと思っています。今は1人でやっていますが、いずれは結婚して夫婦で農業をやってきたいなぁと思っています。家族を作りたいですね。トマト農場の経営も、1人だとやれる面積は1反ほどなんですが、2人だと3反くらいできるんです。もう恵那以外には行くつもりはないですね。

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(Q)最後に恵那に興味のある方々に一言

 

(A)やはり若い人が恵那に移住する場合、心配なのは仕事ですね。例えば、自分の例で言いますと、トマト農家を目指そうと考えるならば、恵那は東美濃という夏秋トマトの産地で、研修場所もあるし、研修しながらお金を貰える「青年就農給付金」という制度もあるので、ぜひ活用してほしいですね。トマト栽培は日中暖かくて、夜寒い、寒暖差があるところがいいので、特に僕の住んでいる串原松本は50年も前からトマト栽培が続いている地域で、トマトに合う環境だと思います。そして、今、ここでは高齢化が進んでいて、トマト農家をやる人が減っていて人手不足です。産地としての規模が小さくなっているのは否めません。なので、ぜひ皆さんに、串原に!!松本に来てほしいと思っています!!!

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以下、現在、大上さんが恵那市で行われている活動を紹介します。

 

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おおかみファーム

 

〒509-7831 岐阜県恵那市串原3736-1

大上さんが一人でトマトを栽培している農場です。

麗夏(レイカ)という日持ちが良い樹熟型の大玉のトマトを栽培しています。

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串原ってどこぉ~~~?

串原

串原│恵那市の最南端、森林に囲まれた大自然のまち

恵那市の最南端、森林に囲まれた大自然のまち

恵那市の最南端に位置し、愛知県と設置しています。面積の80%が山林です。矢作第1ダムによって形成された人造湖もあり、春は、ダム沿いの桜の並木道が圧巻で、多くの方がドライブに訪れます。

 

【中山神社】

総氏神として串原の中央の山に鎮座する神社です。社伝によれば、大和国吉野郡の金峰神社から勤請したという由緒ある神社です。神殿の軒には狐、狸などのつきものに効果があるといわれているお犬様が並べられ、ユニークな表情を見せています。10月第3日曜日には中山太鼓(岐阜県重要無形民俗文化財)が奉納されます。