ゆったり かいてき 恵那のくらし

よくある質問
移住実践者の声  菅野 貴子さん(三郷町)1
左から菅野貴子(すがのたかこ)さん。娘さんの菅野葵(すがのあおい)ちゃん。小学4年生。右下に息子さんの菅野要(すがのかなめ)君。小学3年生。
  • 菅野 貴子(すがの たかこ)さん(三郷町)

岐阜県恵那市出身。ご両親の実家がある恵那で生まれ、お父様の転勤、自身の就職、転勤などで、これまで静岡市、岐阜市、神奈川県横浜市、東京都府中市、神奈川県秦野市、埼玉県上尾市など数々の場所で暮らす。10歳の頃、乗馬を始めて馬との触れ合いで、将来、馬を飼って自由気ままに暮らせる田舎暮らしを夢見る。そして、2016年春、幼い頃の想い出の地である恵那市三郷町に帰り着く。現在は恵那でヘルパーの仕事をしながら、田舎暮らしを満喫中。

 

(Q)恵那に移住したきっかけは何ですか?


(A)実は生まれたのは恵那なんです。母が帰省出産で、両親の実家がある恵那に帰ってきて、市内の病院で生まれました。生後1カ月ほど、恵那市の三郷町にいましたが、恵那に住んでいた訳では無いんです。静岡で3カ月ほど暮らした後、岐阜市に5年、そして神奈川県横浜市に5年と各地を転々としました。私が10歳のころに東京の府中市に引っ越すことになりまして、その後は中学校、高校、大学と22歳まで府中で過ごしました。府中はご存じの通り、府中競馬場で有名ですが、その近隣に引っ越した関係で、乗馬の少年団に所属することになって、馬の世話をしたり、乗馬に親しむ環境で育ちました。それ以降、馬の存在が私の中でとても大きくなって、仕事も乗馬クラブのインストラクターになりました。そして就職と同時に神奈川県の秦野市へ引っ越し、26歳で結婚。その後もずっと仕事を続けていましたが、子どもができて子育てが忙しくなり、一度、仕事を辞めてしまいました。その後、主人の転勤で埼玉県の上尾市に引っ越して、お手伝い程度に馬の仕事はしていましたが、“もっと馬と一緒にいたいなぁ”、“馬を飼って暮らせる田舎に住みたいなぁ・・”と考えました。最初は場所はどこでも良かったんです。それから、自分で良い場所がないか?探し始めました。でも現実には難しかったですね(笑)。なかなか良い場所がなくて・・(笑)。実は恵那には102歳になる父方の祖母も長島町に住んでいて、恵那はずっと気になっていたんですね。小さい頃、両親の実家がある恵那には、年に3、4回ほど、長期の休みになると遊びに来ていて、良い所だなぁと感じていました。そして自分が子を持つようになって、“こういう環境で子育てできたら良いなぁ!”という理想がありました。そういう理由が重なって、場所的に恵那で暮らしてみようという気持ちが一層強くなった、ちょうどそんな時、2014年4月に、恵那市の三郷町に住んでいた母方の祖父が亡くなって、母が主導になって、祖父が住んでいた家を貸し出す話が出ました。“私は恵那に住んでみたい!”という気持ちも大きくなっていましたし、“その家が人手に渡るのも忍びないなぁ”と思って、”私がそこを借りようかな?”という話になり、思い切って、2016年3月末に祖父が住んでいた恵那市三郷町の家に移住してきました。

移住実践者の声  菅野 貴子さん(三郷町)2


家はリフォームなんかは一切しないで、そのままで使っています。祖父の荷物も順に片付けて、念願の薪ストーブを新しくしました。引っ越してきて、生活の基盤である家を確保した後は仕事です。実は引っ越す前に、恵那に行っても“仕事はすぐに見つかるか?”心配だったので、埼玉に居る頃から前もってヘルパーの資格、介護認定初任者研修を取得していました。これは全国で通用するので、恵那に来てすぐに仕事が見つかり、助かりました。

移住実践者の声  菅野 貴子さん(三郷町)3

 

(Q)恵那に住んでみてどうですか?

 

(A)良いところはいっぱい有りますね(笑)。私にとってはこちらの学校に子どもたちを通わせることができて、本当に良かったと思ってます。まず1クラス当たりの人数が少ないのが良いですね。首都圏だとマンモス校は珍しくなくて、先生が一人一人の子どもに対して、目が届く範囲が小さい。こっちは人数が少ないので一人一人に手厚いケアをしていただいてます。子どもたちも今まで経験できなかったことを経験できて喜んでいます。特に川遊びが大好きなので、川で毎日精一杯遊んでいます。前の学校では、そもそも川に入ること自体が駄目でした。雪が降ると校庭で遊んではいけなかったし、公園でも“ボールで遊ばないでください!”とか、本当に・・・“あれしちゃいけない!これしちゃいけない!”という規制や禁止事項が多くて、子育てしにくかったんです。こっちでは子どもたちは本当に伸び伸び遊べるようになりました。そして、この地域に住んでみて、地域の方が協力して生活したり、行事を行ったりしている印象を受けました。埼玉ではそれぞれの家族だけで生活し、子育てしている感じでしたが、ここではいろいろな人が助けてくれます。子どもたちを温かく見守ってくれている印象です。本当に安心できますし、子育てしやすいです。

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でも寒いのは嫌いですね(笑)。初めて恵那で冬を経験中ですが、やっぱりすごく寒く感じます(笑)。現在はヘルパーの仕事をやっているので、車で移動しなければならないので、雪が降ったときに道路の凍結も怖いですね(笑)。本当に怖い。あと熊の出没情報を耳にしたり、普通に猪とかが野畑にいるのはビックリしましたね(笑)。タヌキとか小っちゃいのはカワイイけど・・・・。先日、ムササビを家の近くで見て、想像より大きくてビックリしました(笑)。そして、夏は雑草との闘いです。周辺の草は刈っても刈っても伸びてきて(笑)。草刈り機は夏の必需品です。

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(Q)恵那でこれからどんな生活を送りたいですか?

 

(A)今はヘルパーの仕事をやっていますが、これらの目標として、大好きな馬に関連する仕事を自分でやっていきたいと思ってます。ヒポセラピー=ホースセラピーという言葉がありまして、馬に触れたり乗ったりすることで、心の病、ストレス解消や孤独感を癒やす効果もあると言われています。私は、そういう人と馬との触れ合いを提供できる場を作って、この地域の皆さんに馬の良さや、生き物の良さを知ってもらえるような仕事をしていきたいと思ってます。

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その準備として、まず家の前の小屋を馬小屋に改造して、馬を一頭飼う予定を立てています。もう既に迎え入れる予定の馬(上の写真)も決めています(笑)!昨年の稲刈りの時に、これから来るであろう馬のために藁(わら)が必要で、昔のガラス張りのハウスを叔父と改良し、藁(わら)を入れる小屋を手始めに作りました。そして次に馬を運動させる場所も必要なので、家の横にある田んぼに柵を作りました。実は馬は軽車両なので公道を走ってもいいのですが、柵の中で自由に遊ばせてあげたいんです。そして地域の人々にも一般開放して、馬を見てもらいたいと思っています。将来的には馬を増やしていければいいですね。地域の方からも、いろいろな昔話をお聞きしました。昔は恵那でも馬がいる環境はたくさんあったみたいです。木曽馬とかの農耕馬を使って、畑を耕したりしていたみたいですが、今ではほとんど農機具や機械に変わってしまったようです。いろいろな事情があるとは思いますが、残念です。実はヘルパーの資格、介護認定初任者研修を取ったのも、将来的に馬と触れ合える場所を作って、高齢者の方々のケアをしたいというのもあったんですね。みんなが馬と簡単に出会える場所を、ぜひ復活させたいですね。

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左の写真は馬を放牧する場所に柵を制作中。右の写真は藁(わら)を入れる小屋

 

(Q)最後に恵那に興味のある方々に一言

 

(A)自分が住んでみて、すごく恵那の三郷町という地域は住みやすい場所だと思います。三郷は便利なんです。JRの駅も近いし、町に出ようと思ったら、15分くらいの場所に買い物できるスーパーもあるし、子育てにも困らない。学校もあるし、バスも通っている。町の受け入れ体制もしっかりしているし、近くには滝や川遊びができる自然も多い。正直、最初は畑とかには全く興味がなかったのですが、叔母が畑の事をいろいろ教えてくれたので興味を持ち、地域の人にもアドバイスを貰って、今は自分たちで作物を作って食べてます(笑)。このような場所やチャンスがあったことで、自分の可能性が広がりました。本当にここに来て思うのは毎日が自分の勉強!放牧場の柵を作る際も、杭をただ打つだけだと思ったら、いろいろな打ち方や方法があって(笑)。それは私にとってすごい発見で、本当に地域の方々にいろいろな事を教えてもらいました。そして私が住んでいる三郷町の殿畑(とのばた)地区では、みんながさまざまなまちづくりに参加しています。この辺りはツツジがすごく奇麗で、山に散策路を整備しようという計画が進んでいるようです。殿畑(とのばた)地区なので、“トノバッタ”という名前のチームで、みんなで里山公園計画を進めています。私はまだ移住して間もなくて、子どもにも手が掛かるので、まだまだ参加できていませんが、これから、まちづくり活動にも率先して参加したいと思ってます。

移住実践者の声  菅野 貴子さん(三郷町)8

娘さんの菅野葵(すがおあおい)ちゃんは、三郷町で開催された軽トラ市で小学4年生女子全員12人の仲間の1人として「4年女子の店」という店名で出展。アクセサリー、松ぼっくりツリーなどの手作りデコグッズ(写真参照)を販売して、地域活性化に貢献している。

三郷町ってどこぉ~~~?

中央アルプスが眺望できる雄大な田園風景を誇る町

恵那市の西部に位置し、中央アルプスが眺望できる雄大な田園風景を誇る町です。昔をしのぶ家や寿老の滝、重箱獅子など、心を癒やし、昔を伝える文化財の宝庫です。近年では「道の駅らっせぃみさと」を拠点にした「そばの郷」としても注目されています。

 

【ふるさとを思う椅子】

椅子に座ると野井地区の農村風景と、中央アルプスの峰々の景観が望めます。冬の晴天の日は白く輝くアルプスの荘厳な景観を楽しむことができます。どの頂きがなんて山か確認してみては。