明知城跡 本丸と出丸の発掘調査を開始
県史跡に指定されている明知城跡(明智町)で、11月6日、国史跡指定を目指し発掘調査が始まりました。
明知城(白鷹城)は、自然の地形を巧みに利用した山城で、江戸時代に明智地域などを治めていた明知遠山家の、代々の居城でした。鎌倉時代の築城から元和元(1615)年ごろの廃城まで四度もの合戦に耐えぬいたとされ、敵を阻むために設けられた縦や横の堀など、戦国時代の遺構がよく残されています。
今回発掘調査を行うのは本丸と出丸。中央に、幅2メートル長さ30メートル、深さ30~40センチ程度の溝を掘って、遺物などの確認を行います。発掘によって、詳細が分かっていない築城時期や具体的な変遷、本丸と出丸の役割などを調査し、専門家のアドバイスを受けながら国史跡の指定を目指します。調査は、12月下旬ごろまで行われ、現地説明会も予定されています。発掘場所には、柵が設置されるため立ち入ることはできませんが、外からは発掘の様子を見ることができます。
広報えなでは、2022年10月号の特集で、明知城を紹介しています。
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更新日:2024年11月08日