「かんぽの宿恵那」 新ホテル名「ゆずり葉」で4月スタート
本年1月末で営業を終了した「かんぽの宿恵那」が、「恵那峡温泉ホテル ゆずり葉」の名称で、4月に再スタートすることが発表されました。

(左から かんぽの宿恵那活用検討委員会の阿部会長、株式会社女将塾ゆずり葉の塚崎総支配人、恵那峡リンクス株式会社の柄澤代表取締役)
新ホテル「ゆずり葉」は、地元企業12社が出資した新会社「恵那峡リンクス株式会社」がオーナーとなり、旅館運営にノウハウや実績を持つ「株式会社女将塾」が運営。「恵那峡で過ごす豊かな滞在」をコンセプトに、恵那でしかできない体験を味わえる宿を目指し、4月18日にグランドオープンします。
2月13日市役所で行われた新ホテルの概要発表では、新たに総支配人に就任する女将塾の塚崎竜一氏から、インバウンドの回復を見越して新たなプランを検討することや、食事や温泉を楽しんでもらう市民向けのプランも用意すること、今後、客室や外観のリニューアルも検討していくことなどが発表されました。塚崎氏は、ホテルでの滞在を「手の届くぜいたく」をイメージしていると話し、さらに「地元の事業者などと連携し、地域の良さを味わえるホテルにしていきたい」と述べました。
また、恵那峡リンクス代表取締役の柄澤一樹氏は「恵那峡という景観を生かし、地元の声を届けながら、地元の人に愛され誇りに思ってもらえる施設にしていきたい」と恵那峡への思いを込めて語りました。

全国に33カ所あったかんぽの宿は、令和3年10月に日本郵政株式会社が売却を発表しましたが、「かんぽの宿恵那」は市が土地を寄付して建設された経緯があることから、一括売却から外し、買い取りに向けて協議することとなっていました。
令和4年3月には「かんぽの宿恵那活用検討委員会」から、恵那ならではの宿泊施設とするため、日本郵政から市を経由して地元資本の新会社に売却することが提案されていました。
この日行われた臨時市議会では、日本郵政から本市が土地と建物を1億560万円で取得し、恵那峡リンクス株式会社に同額で売却する議案が可決されています。
小坂市長は「今回の決定を心から歓迎します。かんぽの宿恵那が親しまれてきた、これまでの市民思いを受け継ぎ、多くの方にとって素晴らしい場所であり続けることを期待します」と話しました。
グランドオープンは4月18日(火曜日)ですが、予約は3月11日(土曜日)から受け付けます。
恵那峡温泉ホテル ゆずり葉
- 所在地 恵那市大井町2709番地
- 建物 鉄筋コンクリート地上7階、地下1階
- 客室 54室
- お問い合わせ 0573-26-4600(代表)
- ウェブサイト 恵那峡温泉ホテルゆずり葉
この記事に関するお問い合わせ先
観光交流課 観光施設係
〒509-7292
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更新日:2023年03月28日