大井宿の新たなシンボルに、行在所がリニューアル

更新日:2021年03月30日

 約1年半かけて進めてきた中山道明治天皇大井行在所の改修工事が完成し、3月27日に記念式典と内覧会が行われました。

行在所の外観
行在所の外観2

 「行在所(あんざいしょ)」とは、天皇が外出した際の仮の御所のことで、大井行在所は、1880年に明治天皇が国内視察をした際に宿泊した建物です。明治天皇が利用した部屋や浴室、便所などが残っていましたが、老朽化が進んだため、令和元年10月から市が修復工事を進めていました。

 工事では、古い記録を参考に当時の様子をできるだけ再現。中でも、天皇の居室として使われた御座所は、天井と壁に和紙を張り、純白の部屋として生まれ変わりました。

御座所にはつるしびなが飾られている
天井と壁に和紙が張られた御座所

 式典では、行在所の改修に合わせて移築された市文化財の長屋門前で、テープカットが行われました。小坂市長は「行在所や長屋門の整備については、以前から要望をいただいていました。ここが新たな大井宿の魅力となり、まちづくりの拠点や、新たな交流の場となることを期待しています」とあいさつしました。

 長屋門の旧所有者である古屋圭司衆議院議員は「歴史的な建物を活用してもらえることとなり、感謝しています。これからの新しい時代も、歴史ある町に誇りを持ち、ぜひ伝統文化を大切にしていってください」と話しました。

長屋門の前でテープカットをする関係者

 その後、中山道ひし屋資料館で長年にわたって筑前琵琶の演奏会を行っている田中旭泉さんが、和室で筑前琵琶を演奏。出席者は、趣のある音色に静かに耳を傾けました。また、田中さんには、市観光協会から市観光大使への任命書も手渡されました。

琵琶の演奏をする田中旭泉さん
田中旭泉さんに観光大使任命書が手渡される

 内覧会には地元の人らが訪れ、中山道かたりべの会会員に御座所の説明を受けたり、一部補修された浴室やトイレを覗いたりしていました。

 行在所のオープンは、4月1日(木曜日)。オープニングイベントとして、同日午前9時から大井太鼓振興会による寄せ太鼓が行われます。また、缶バッジの無料配布がある他、4月5日まで中山道のれんコンテストの作品展示やつるしびなの展示が行われます。

中山道明治天皇大井行在所

  • ところ 恵那市大井町80番地1
  • 開館時間 午前9時~午後5時(火曜日、年末年始は休館)
  • 入館料 無料
  • 交流スペース利用料 無料(ただし、営利目的で使用する場合や市外の方が使用する場合は有料)

詳しくは生涯学習課に問い合わせください。

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岐阜県恵那市長島町正家一丁目1番地1 西庁舎4階

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