10月28日ダム見学に行ってきました(4年総合)
4年生は総合学習の時間に、阿木川ダムに見学に行ってきました。今回の見学では、ダムで働く人がどんなことをして、どんな工夫をしているのかを体験を通して教えていただきました。
阿木川ダムについて説明を聞いた後に、早速、「湖面巡視体験」を行いました。しっかりと、ライフジャケットを身に付けて、ダムで調査をしているように、湖面の巡視を行いました。ダムの回りで地滑りが起きていないか?流木がたくさん流れついていないか?水質が悪化していないか?を調べます。
4年生はボートにのせてもらって、大喜びです。
ダムの回りが崩れていないかを見たり・・・
湖面の噴水が、何のために設置されているかを教えてもらいました。(湖の水が悪化しないように、水を循環させたり、上部の水温が上がり過ぎないように噴水を使っていることを教えていただきました。
ダムの放水する場所に、流木やゴミが溜まらないように工夫されていることを教えていただきました。また、取水塔で、流す水の深さを決めて、適切な温度の水をダムから放流していることなど習いました。
流木が流れつかないように、ブイの下に網場(あば)が設置されていることを教えてもらいました。
「ダムにたまった水は、きれいかな?魚とかいないかな?」湖面をのぞき込んでみてみました。
さて、次の活動は、ダムの水の水質を調べるための顕微鏡観察体験です。
事前に、ダムで働く方々が採取してくださった水を顕微鏡で観て、どんなプランクトンがいるかを調べました。
一生懸命に顕微鏡でのぞいて・・・
メロシラ(アウンコシラ)というプランクトンを見ました。プランクトンは地球上の生き物が必要とする酸素を創り出しているので適度に必要だけど、あまりよくないプランクトンが増えすぎないように、いつも水質を検査していると教えていただきました。
どうやって、顕微鏡で調査するのかを実際にやって教えていただきました。
プランクトンの資料を見て、実際の顕微鏡の様子と比べました。
そして、最後は、ダムの広報活動としての仕事を教えていただいて、「缶バッチづくり」を体験しました。前回に見学したときの写真をもとに、缶バッチを一人一つずつ作りました。
広報活動は、仕事を教えていただいたという面もありますが、子供たちにとっては、ご褒美でした。ありがとうございました。早速、胸につけて、みんな嬉しそうでした。
最後に、感想・質問コーナーです。少し、感想を紹介します。
「ボートでいつもダムの回りのがけが崩れていないかを調べていることが初めて知りました。」「ボートにのせてもらってとても楽しかった」「ボートで実際に近くまで行って、取水塔やゴミの網など工夫がいっぱいあることが分かりました。」「顕微鏡で観て色々知れてよかった。」「木の枝とかがつまらないように工夫されていることがわかってよかった」・・・
また、さらに興味を持って質問もたくさんしました。「ダムから下の川へ魚はどうしているのですか?」「一番水がたまっている時と比べて、今はどれくらいですか?」「少し少なめにしている理由は何ですか?」「今日はあまり見えなかったのだけれど、ダムには、どれくらいの種類の魚がいますか?」「ダムの一番深いところは何mくらいですか?」「たまっている水はどういう時に放水しますか?」「プランクトンは何でできていますか?」…とたくさんの質問をしました。
最後に、これまでしっかり体験を通して勉強ができた10名の4年生に、修了証が授与していただきました。
最後に、みんなで、記念写真をパシャリ。
普段、何気なく見ているダムですが、よくよく考えてみると、市街地からこんなにはっきり見えるダムはとても珍しくもあります。東野に密接したダム。体験を通してまた、一つ勉強ができました。
阿木川ダム(水資源機構・木曽川上流ダム総合管理所)の職員の皆様、本当にありがとうございました。
***ここで、少し阿木川ダムに関するコマーシャルです。11月3日(文化の日)に阿木川ダムで「オータムフェスティバル」が開催されます。4年生が体験した、ダムの内部の見学や、ダムの斜面を登ったり、キッチンカーなど楽しい催しが開催されます。子供たちの体験と同じ体験をしてみるチャンスでもあります。ぜひ、秋の行楽に・・・***


更新日:2025年10月28日