11月20日虫眼鏡で太陽の光を集めると(3年理科)
3年生は、理科で太陽の光の勉強をしています。先日は、太陽の光を鏡で反射させて明るくなった部分の温度をはかりました。4人で協力して、4つの鏡で光を一か所に集めてその場所の温度をはかると光が集まれば集まるほど温度が高くなることを知りました。今日は、光を一点に集めることができる装置(虫眼鏡:凸レンズ)を使って調べました・・・さて、その結果は・・・
虫眼鏡で太陽の光を黒い紙の上の一点に集めると・・・・、「あっ、煙が出てきた」
「私も」「私は、があいて、焦げ臭い」
太陽に向けて、虫眼鏡をまっすぐにして・・・紙もまっすぐにするといいよ・・・
よし、紙を斜めにして・・・「あっ、僕も煙が出てきた。」「穴が開いてきた、こげている。」
ひとしきり、夢中になっていると右側の男子が一言、「先生、この太陽の光で、災害があった時とかに、お肉とかをお料理すればいいんじゃない。」すごい、柔軟な発想にびっくりしました。今で言う所の、「ソーラークッカー」です。30年前に生まれていれば、発明家になっていたに違いありません。今日の勉強をもとにした素晴らしい発想力に感動しました。
太陽の方向から、砂を使って紙の向きを正対し、虫眼鏡のレンズもまっすぐにして、紙から火が出そうな勢いになるように調節していました。こちらも素晴らしい姿でした。(よく試行錯誤をしています。)
最後に、授業では虫眼鏡の使い方として、1決して太陽を目で見ない事(目が焦げて失明してしまいます)
2紙以外を焦がさない事(生き物や他の物を絶対に焦がさない)
3学校の実験以外で行わない事(家で、自分勉強でやると、火事になってしまう)
を約束しました。
空気の乾燥する時期です。今一度、約束を確認するとともに、今日の実験のことを家族団らんでお話してくださるとありがたいです。
少しぞっとした話をひとつ。学生の頃、友人の家のアパートの玄関ののぞき窓がレンズでした。暑かったので玄関の戸を開いて半開きで固定していたら、西日がちょうどそこに差し込み、玄関の柱の一部が焦げていました。(偶然、焦点距離が一致したようです。)最初は、なぜ柱の一部が黒くなっているか不思議だったのですが、後で理由が分かった時は、ぞっとしました。一つ間違えば火事に・・・
どうぞ、お気を付け下さい。


更新日:2025年11月20日