みんなで創り上げた 運動会6
「飯地小と言えば…」子ども達も、卒業した人、保護者の方も「一輪車」と答えます。6年生の姿に憧れ、引き継がれてきた一輪車演技。今年は低学年6人。高学年10人とこれまでで最も少ない人数で挑戦しました。全校演技では、1年生から6年生が一つの流れの中でつながっていきます。また自分が4月から磨いてきた個人技も交えながら披露しました。低学年演技では、わずか半年でここまで成長した1年生と、それを支えてきた2年生が随分と大きくなったことを感じずにはいられません。ダンスも交えて見ている人達を笑顔にしてくれました。
高学年演技。今年は3年生が一緒になって行います。去年までは5、6年生で行っていた演技も取り入れながら練習してきました。一人一人は一輪車を乗りこなせますが、気持ちをそろえて一つの技を創ることは本当に難しいことでした。これまでの高学年が当たり前のようにやっていたことが改めて「すごいことだったんだ」と感じながら、できた時の喜びを力にして頑張りました。「今日も本番」という言葉で臨み、気を抜いた動きを厳しく注意する声。リーダーが掛け声をかけていたのが、気が付けば、この声さえも一斉にそろうようになってきました。そして本番が…。
やり終えた一人一人の顔が物語っていました。やり切れた自分。満足がいかなかった部分。バランスを崩した仲間を支える力はまだ弱いです。それでもこれだけの人達に見守られながらここまでやれた経験は、他では味わえません。「毎年見てきたけど、子ども達はすごいねぇ。一輪車は、飯地小の誇りですね」とテントの下の来賓の方が声をかけてくれました。この舞台があるから練習を続けられる。飯地小学校のよき伝統をまた一つ引き継ぎ、つないでいくことができました。


更新日:2025年10月21日