鬼がやってきた!

今年は2月2日(日曜日)が節分。1月31日(金曜日)に散歩で採ってきたあせびと、年長さんが家から持ってきてくれたひいらぎを1本ずつ家庭へ持ち帰り、節分に備えました。
「玄関に飾ったから来なかったよ」「鬼が来ないように豆まきしたよ」とおうちでの出来事を教えてくれました。
「昨日休みだったからこども園に鬼が来るのは今日かな、、、?」と朝からそわそわしている様子。
早速登園した年長さんから、鬼の準備を始めました。

「部屋に飾らないと!」「ここからも入ってきちゃうから貼ろ!」友達と相談しながら、こども園にある扉に次々とイワシのついた馬酔木を貼っていきます。
鬼の準備をしている所を興味深々に見ている年中・年少さん。
大きい子の姿を見て、準備の仕方を知りました。

節分の豆を炒りました。
「いい匂いがする~!」「なんだかきな粉みたいな匂いだね」と匂いを嗅いでいると、「大豆が細かくなるときな粉になるんだよ」と教えてくれる年長さん。
”桃太郎”のお話から、節分に備えてきび団子を食べてきたので、「だからきび団子を食べると強くなるんだ!」とみんなで納得!
なんだか匂いだけでも力が湧いてきそうです。

鬼の準備ができて、テラスで”おにのまつり”を踊りました。
今日は一段と力強く踊りました。

食べる豆は、安全面を考えて”節分ボーロ”をいただきました。
折り紙で作った三方、ますに入れて、1粒ずつ大事に食べます。
「力がでてきたよ!」

部屋で豆を食べ新聞豆を投げていると、、、外から覗く赤鬼・緑鬼の姿が!
「鬼がきた!鬼が来たよ!」という声に、子どもたちの表情が一気に張り詰めた表情に変わり、急いで部屋の隅っこへ隠れました。

目の前でみると、想像以上に迫力いっぱいな鬼に後ずさりしながらも、「おにはーそと!」と必死に豆を投げました。
でもやっぱり怖い、!友達の後ろに隠れたり、テラスに逃げたり、違う部屋に隠れたりと色々な姿がありました。

年中・年少クラスは昨年の経験から”ももたろう”のお面を作りました。
「怖いよ」とずっと先生にしがみついている子もいましたが、怖くても、みんなでお面をかぶって変身することで鬼に頑張って立ち向かいました。

外に逃げた鬼が、ヒノキのおうちを叩いているのを見て、「ヒノキのおうちが壊される!」とみんなも外へ出ていきました。
すると先生が鬼に捕まってしまい、どうしよう、、!!
慌てて先生の所まで駆けつけ、鬼に立ち向かう勇気のある年長。
周りで他の子も応援しながら、みんなで鬼と戦いました。

「おにはーそと!」友達と力を合わせて一生懸命に何度も豆を投げ、やっと鬼が逃げ出していきました。鬼が見えなくなるまで投げ続け、いなくなるのを確認してみんなでほっと一安心。

しかしまだ安心はしきれません!もう鬼が来ないようにと急いで馬酔木と鬼の手紙を燃やしました。「ぱちぱちって音がするね」「これで鬼がきませんように」と祈る気持ちで燃えるところを見届けました。

イワシとウインナーを焼いて食べました。
外でみんなで食べると格別に美味しいですね。
鬼の嫌いなものも食べて、みんなの心の中の鬼も逃げ出したようです。
節分を通して、自分の弱い心を考え向き合うこと・友達と一緒に力を合わせて勇気を出すことができました。
節分が終わり、春がやってきます。1つ大きくなることに期待を持ちながら残りの2か月、園生活を楽しんでいきたいと思います。
更新日:2025年02月28日