ありがとうを伝えたい~親子お茶会
1年を通して、地域の方に先生をしていただきお茶のお稽古をしてきました。
お稽古の様子を見ていただき、お家の方に感謝の気持ちを込めて、1杯のお茶を点ててあげたい、「親子茶会」を行いました。

お茶室にはお香のいい香りが漂っています。
「おはようございます」と部屋に入るだけで、背筋がピンと伸びる感じがします。


お家の方が見ていて下さるので、嬉しい気持ちと、緊張が混じった表情です。
教えて頂いたことを思い出しながら、右足から?左足から?と自分で考え、お席入りをしていきました。
2月、床の間には季節の軸とお花が飾ってあります。季節を感じられるのも、お茶のお稽古の楽しみです。
子ども達の姿をお手本にして、お家の方がお客様になって下さいました。


お家の方も緊張しながらお席入りし、お茶を点てるお子さんを愛おしそうにみつめてみえました。子ども達は茶せんをシャカシャカ動かしながら「美味しくなあれ」と魔法を唱えていたようです。おうちのかたへの「おありがとう」の気持ちがいっぱい入った1杯のお抹茶は格別の味だったと思います。


普段の生活とは違った時間の流れの中で、1つ1つの動作を丁寧に行うことを学びました。「おさきに」「どうぞ」と人を思いやる気持ちを持ったり、物を大切に扱うことを知ったりしました。お稽古を通して「ありがとう」の気持ちを伝え合う、優しい時間が過ごせました。

1年間お稽古をした証として「おしるし」を頂きました。
大きくなってお茶を頂く機会があったら、こども園でお稽古したことを思い出してくれるといいなと思います。


更新日:2025年02月28日