小児用肺炎球菌
概要・目的
肺炎球菌による細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎などを予防する予防接種です。
対象者
生後2カ月から5歳未満
接種間隔と回数
小児用肺炎球菌ワクチンは、予防接種を開始する年齢で回数が異なります。
接種開始年齢 | 接種間隔 | 接種回数 |
生後2カ月以上7カ月未満 |
初回接種:27日以上(4週間以上)の間隔で3回接種(2歳未満までに完了) ※ただし、2回目の接種が1歳を超えた場合、3回目の接種は行わない
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初回:3回 追加:1回 |
生後7カ月以上1歳未満 |
初回接種:27日以上(4週間以上)の間隔で2回接種 ※ただし、2回目の接種は2歳になるまでに行い、2歳を超えた場合は行わない
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初回:2回 追加1回 |
1歳以上2歳未満 |
60日間以上の間隔を空けて2回接種 | 2回 |
2歳以上5歳未満 |
1回接種 | 1回 |
標準的な接種期間
- 初回接種は、生後2カ月~生後7カ月になるまでに開始
- 追加接種は、初回接種(3回目の接種)終了後60日以上の間隔を空けて、生後1歳~1歳3カ月までに1回接種
実施医療機関
恵那市母子健康カレンダーの恵那市指定医療機関一覧を参照ください。
接種には、医療機関への予約が必要です。
持ち物
母子健康手帳、予診票、本人確認書類(マイナンバーカード等)、福祉医療受給者証
料金
無料
ただし、対象の年齢から外れた場合等は、自己負担となります(長期にわたり療養を必要とする疾病にかかった者等の定期接種の機会の確保で対象に該当する方は公費で接種できます。下記までご連絡ください)
病気の説明
肺炎球菌は、細菌による子どもの感染症の二大原因の一つです。
子どもの多くが鼻の奥に保菌していて、ときに細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、副鼻腔炎、中耳炎といった病気を起こします。肺炎球菌による化膿性髄膜炎の罹患(りかん)率は、ワクチン導入前は5歳未満人口10万に対し2.6から2.9とされ、年間150人前後が発症していると推定されていました。
死亡率や後遺症例(水頭症、難聴、精神発達遅滞など)はヒブによる髄膜炎より高く、約21パーセントが予後不良とされています。
この記事に関するお問い合わせ先
健幸推進課 母子保健係
〒509-7292
岐阜県恵那市長島町正家一丁目1番地1 西庁舎2階
電話番号:0573-26-6823
ファクス:0573-20-2122
更新日:2025年02月05日