ツキノワグマに注意してください
全国的にもクマによる人的被害が多く確認されています。恵那市内でもクマの目撃情報が寄せられています。
ツキノワグマは人里に生息している可能性がありますので、山に入る時は十分気を付けてください。
クマによる被害は、クマの生息地で発生するものと人間の生活域で発生するものがあります。それぞれの状況に合った対策や取り組みを行うことが重要です。
岐阜県ツキノワグマ出没注意情報報発令中
岐阜県は、ツキノワグマが冬眠するまで間、人身事故が発生する危険性が高まることから、「ツキノワグマ出没注意情報」を発令しています。
下記、岐阜県公式ホームページには、県内のクマに関する事故発生状況や目撃情報(岐阜県クママップ)、注意喚起情報などが掲載されています。
【岐阜県ウェブサイト】岐阜県に生息するクマ(ツキノワグマ)について(外部リンク)
クマの生息地で事故に遭わないために
クマと出会わないために
- 自分の存在を知らせる
クマ鈴やラジオなど、音の出るものを携帯しましょう。
見通しの悪い場所や、沢沿いなどの音が聞き取りにくい所では、声を出したり手をたたいたりして、存在を知らせましょう。 - クマの生態や行動についてよく知る
各季節のクマの食べ物や生態を知ることで、遭遇を避けられます。 - 目撃や出没情報のあった場所には近付かない
- クマの新しい痕跡(ふん、食痕、爪痕など)があった際は、十分気を付ける
- 春と秋は事故も多くなる傾向にあるので、特に注意が必要
クマに出会ってしまったら
- 距離が離れていた場合(クマがこちらに気付いていない)
ゆっくりと静かに立ち去る。 - 比較的距離が近い場合(50メートル程度)
両腕を振り、こちらの存在をクマに知らせ、クマから目を離さずにゆっくりと静かに後退する。森林内であれば、万が一の突進に備えてクマとの間に障害物が来るようにする。 - 距離が近い場合(20メートル程度)
クマがパニックになり突発的な攻撃をする可能性があるため、刺激しないことが大切。走ったり大声を出したりせず、クマから目を離さずにゆっくりと静かに後退する。森林内であれば、万が一の突進に備えてクマとの間に障害物が来るようにする。 - クマが突進してきたら(威嚇突進)
威嚇突進の場合は、途中まで止まり後退することが多い。落ち着いて、クマとの間に障害物が来るようにゆっくりと後退する。 - クマが突進してきたら(本当の攻撃)
クマスプレーを目や鼻をめがけて噴射する。
クマスプレーが無い場合は、防御姿勢をとる。 - 子グマを見たら
近くに母グマいるが可能性があるので近寄らず、できるだけ遠くに立ち去る。
人間の生活域で被害に遭わないために
周辺環境を整える
- 利用しない果実(柿・栗など)は枝に放置せず、早めに収穫する。また今後も果実を利用しない場合は木を伐採する。
- 生ゴミやペットフードを屋外に放置しない。
- クマの集落周辺への侵入や、一時的な定着を防止するため、耕作放棄地などの整備や藪の刈り払いなど行う
ツキノワグマに関する詳しい情報は、下記の関連サイトをご覧ください
【環境省作成マニュアル】クマ類の出没対応マニュアル」(外部リンク)
この記事に関するお問い合わせ先
林政課 林業振興係
〒509-7292
岐阜県恵那市長島町正家一丁目1番地1 西庁舎3階
電話番号:0573-26-6833
ファクス:0573-25-8933
更新日:2025年09月04日