Hib(ヒブ)感染症

更新日:2025年07月08日

概要・目的

Hib(ヒブ)感染症ワクチンは、中耳炎、副鼻腔炎、気管支炎などの表在性感染症の他、髄膜炎、敗血症、肺炎などの重い感染症を起こす乳幼児の病原細菌の感染を予防する予防接種です。

対象者

生後2カ月から5歳未満の方

接種時期と回数

Hib感染症ワクチンの予防接種は、開始する年齢で回数が異なります。

接種間隔と回数表

接種開始年齢 接種間隔 接種回数

生後2カ月以上

7カ月未満

初回接種:1歳未満の間に27日~56日間隔を空けて3回接種

※2・3回目の接種は1歳までに行い、1歳を超えた場合は行わない


追加接種:3回目終了後、7カ月~13カ月間隔を空けて1回接種

※ただし、1歳までに3回の初回接種が終了せず、1歳以降に追加接種を行う場合は、初回接種(最後の接種)終了後27日(4週間)以上空けて1回接種

初回3回

追加1回

生後7カ月以上

1歳未満

初回接種:1歳未満の間に27日~56日間隔を空けて2回接種

※2回目の接種は1歳までに行い、1歳を超えた場合は行わない


追加接種:2回目終了後、7カ月~13カ月間隔を空けて1回接種

※ただし、初回接種(最後の接種)終了後27日(4週間)以上空けて1回接種

3回
1歳以上5歳未満  1回接種 1回

実施医療機関

恵那市母子健康カレンダーの恵那市指定医療機関一覧を参照ください。

接種には、医療機関への予約が必要です。

持ち物

母子健康手帳、予診票、本人確認書類(マイナンバーカード等)、福祉医療受給者証

料金

無料

(注)対象の年齢から外れた方などは自己負担となります。ただし、長期間の療養が必要な病気にかかったなど、定期接種の機会を逃した方は公費で接種できることがあります。健幸推進課まで相談ください。

病気の説明

Hib感染症は、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型という細菌によって発生する病気で、そのほとんどが5歳未満(特に乳幼児)で発生します。

主に気道の分泌物により感染を起こし、症状がないまま菌を保有(保菌)して日常生活を送っている子どもも多くいます。この菌が何らかのきっかけで進展すると、肺炎、敗血症、髄膜炎、化膿性の関節炎等の重篤な疾患を引き起こすことがあり、3~6%が亡くなってしまうといわれています。また、特に髄膜炎の場合は、生存した子どもの20%に難聴などの後遺症を残すといわれています。

この記事に関するお問い合わせ先

健幸推進課 母子保健係

〒509-7292
岐阜県恵那市長島町正家一丁目1番地1 西庁舎2階

電話番号:0573-26-6823
ファクス:0573-20-2122