セイダカアワダチソウ・ブタクサについて

更新日:2024年02月26日

セイダカアワダチソウやブタクサは生態系被害防止外来種(要注意外来生物)と分類されています。外来生物法の規制対象となる特定外来生物や未判定外来生物とは異なり、外来生物法に基づく飼養などの規制が課されるものではありません。

セイダカアワダチソウについて

セイダカアワダチソウ

(市内にて撮影)

セイダカアワダチソウは、北米原産のキク目キク科の多年草で、草高は50から2メートル50センチ程度、長く伸ばした茎に多数の細長い葉をつけます。茎と葉に短毛が生え、花期は9月末から11月で、茎の上部に多数枝分かれした黄色い穂状の集合花をつけます。河川敷、空き地、休耕田・畑などに群生し、根から地中に毒物質を出してほかの植物を追い出してしまう、アレロパシーを持っています。旺盛な繁殖力で広い場所を独占し、在来の植物を駆逐してしまいます。 かつては秋の花粉症の原因の一つと考えられていましたが、この植物は虫が花粉を運ぶ「虫媒花」なので、花粉を空中に飛散させることは少ないとされています。

オオブタクサ・ブタクサについて

オオブタクサは、見た目がセイダカアワダチソウに似ていますが、こちらは花粉症の原因植物の一つとされています。北米原産キク目キク科の大型の1年草で、大きさは3メートル程度になります。主に農地、牧草地、河川敷、路肩、荒地などに生育します。葉は、長さ幅とも20から30センチになり、掌状に分裂し、両面ともざらざらしています。8から9月頃に枝先に細長い穂を作ります。
またブタクサは1メートル以下とオオブタクサに比べ小さく、ヨモギと似た葉をつけます。オオブタクサと同じく花粉症の原因植物とされています。

ブタクサ

ブタクサ(国立環境研究所・侵入生物データベースより引用)

オオブタクサ

オオブタクサ(国立環境研究所・侵入生物データベースより引用)

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