リニア中央新幹線とは

更新日:2023年04月20日

概要

リニア中央新幹線とは、東京都を起点に、甲府市付近、名古屋市付近、奈良市付近を主な経由地として、大阪市までを時速500キロで走行する超電導リニアモーターカーによって結びます。

2027(令和9)年に、東京・名古屋間(事業費約5兆1千億円、所要時間40分)が先行開業し、2037(令和19)年(注1)に大阪までが開業する予定です。
(注1)JR東海は、東京・大阪間の開業を当初は2045年としていましたが、政府の3兆円の財政投融資により最大8年間前倒しできるとしたため、東京-大阪間の開業を2037年で想定しています。

整備は全国新幹線鉄道整備法に基づき、平成23年5月に、国土交通大臣が、東海旅客鉄道株式会社(JR東海)を営業主体と建設主体に指名し、同月、整備計画を決定の上、JR東海に対して、建設の指示が行われました。

東京-名古屋間は286キロ

リニア中央新幹線(東京都・名古屋市間)のルートは、東京都内の東海道新幹線品川駅付近を起点とし、山梨リニア実験線(全体で42.8キロ)、甲府市付近、赤石山脈(南アルプス)中南部を経て、名古屋市内に至る区間です。延長は、約286キロになります。

駅は品川駅付近、名古屋駅付近の他、神奈川県内、山梨県内、長野県内、岐阜県内に一駅ずつ設置されます。

坂本には車両基地も

中津川市西部の坂本地区に位置付けられる機能は、駅と車両基地です。

駅の形態は約20メートルの高架上の地上駅で、車両を本線から副本線に引き込んで停車させるため、幅50メートル、直線で1キロの長さが必要となります。

また車両基地は、約65ヘクタールの規模で、整備工場も含まれています。

駅の費用もJR東海が負担

JR東海では当初、中間駅本体に掛かる約350億円の建設費用は、地元に負担を求める方針としていました。その後の平成23年11月、中間駅の本体の費用も同社が負担することを発表しました。

詳細ルートの公表

平成25年9月18日にJR東海が詳細ルートを公表しました。JR東海のウェブサイトで公開されています。

恵那市とリニア中央新幹線

市内の路線概要

市内の路線の概要は、中津川市境からは、大井町を西方向に進み、濁川を渡った後、トンネルに入ります。同地区の県道401号恵那峡公園線とJR中央本線の下をトンネルで通過した後、中央自動車道の北側で阿木川を橋で渡ります。県道72号恵那蛭川東白川線と地上で交差し、トンネルに入り、長島町中野地区と久須見地区を西方向に進みます。武並町藤地区の藤川と一般国道418号と地上で交差した後、再びトンネルに入り、瑞浪市に至ります。市内の通過延長は約10キロ。そのうちの約80パーセントがトンネルと記載されています。地上部は、主に高架橋で通過します。また大井変電所付近には、トンネルの非常口が設けられます。

環境影響評価

補正後の「環境影響評価書」を送付

平成26年8月26日に補正後の「環境影響評価書」がJR東海から国土交通大臣と関係する都県知事、市区町村長に送付されました。

内容はJR東海のウェブサイトで公開されています。

「環境影響評価書」に対する国土交通大臣意見

「環境影響評価書」に対する国土交通大臣意見が平成26年7月18日にJR東海に対して意見が送付されました。

内容は国土交通省のウェブサイトで公開されています。

「環境影響評価書」への環境大臣意見

「環境影響評価書」への環境大臣意見が平成26年6月5日に国土交通大臣に提出されました。

内容は環境省のウェブサイトで公開されています。

「環境影響評価書」の送付

平成25年9月の準備書の公告以降、沿線都道府県において説明会が開催されると同時に、各県の環境審査会等において、準備書に対し審議が行われました。審議会等を経て提出された知事意見や、直接JR東海へ寄せられた意見に検討を加え、準備書を一部修正して環境影響評価が作成されました。

この環境影響評価書は平成26年4月23日に国土交通大臣に提出されました。

内容はJR東海のウエブサイトで公開されています。

「環境影響評価準備書」の公告

JR東海は、平成25年9月20日付けで官報に公告を行い、同日から10月21日まで、準備書と要約書をJR東海環境保全事務所と関係自治体で縦覧に供されました。

また、縦覧期間中には説明会が県内で15回行われました。そのうち恵那市内では3回行われました。

工事実施計画

工事実施計画(その2)が認可

平成30年3月2日に、JR東海は国土交通大臣から、中央新幹線品川・名古屋間の工事実施計画(その2)の認可を受けました。

工事実施計画(その2)の申請

平成29年9月25日にJR東海は、全国新幹線鉄道整備法第9条に基づき、中央新幹線品川・名古屋間の工事実施計画(その2)の認可申請を、国土交通大臣に行いました。

工事実施計画(その1)が認可

平成26年10月17日に、JR東海は国土交通大臣から、中央新幹線品川・名古屋間の工事実施計画(その1)の認可を受けました。

工事実施計画(その1)を申請

平成26年8月26日にJR東海は、全国新幹線鉄道整備法第9条に基づき、中央新幹線品川・名古屋間の工事実施計画(その1)の認可申請を、国土交通大臣に行いました。

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