(仮称)恵那南地区中学校の再編に関するQ&A

更新日:2023年03月06日

保護者や地域の皆さまから寄せられたご意見やお問い合わせに対する回答を掲載しています。

1.登下校について

2.教育活動について

3.施設管理について

4.その他について

1.登下校について

 

質問1-1 学校が遠くなるため、家を出る時間や家に帰ってくる時間がどれぐらいになりますか。

(回答)

 現時点では、登校時刻(学校に到着する時刻)は8時20分ごろを想定しています。また、帰宅時刻(自宅へ到着する時刻)は、最も通学に時間のかかる生徒であっても、冬季は17時頃、夏季は18 時頃までには帰宅できるように、1日のタイムスケジュールを調整したいと考えています。

 今後は、準備委員会の中で、通学時間などを考慮しながら、登下校にかかわる詳細な事項について、検討していきます。

 

質問1-2 災害時や警報時にはどのように対応するのですか。

(回答)

 気象警報発令時や災害時などの登下校の対応については、各中学校の現状と同様の対応を想定しています。学校にいる間に警報発令や災害が発生した場合には、学校待機となり、引き渡しを考えています。また、保護者の方にお迎えに来ていただけるまでは、職員が一緒に待機するよう想定をしています。

 

質問1-3 バスの運行についてどのような安全対策を行っていきますか。

(回答)

 バス通学以外の生徒も安心安全に通学できるように、学校周辺道路における制限速度などの約束を決めたり、スクールバスのロータリーや発着所の整備をしたりするなど検討していきます。同時に、乗車中の生徒の緊急事態の時に、運転手がしっかりと対応できるようにマニュアルなどを整備します。

 

質問1-4 登下校の手段として、明知鉄道を利用することはできませんか。

(回答)

 バスに乗り遅れた時やその他の事情により、明知鉄道を利用することについては、開校に向けて検討していきます。

 

質問1-5 バス路線やバス停についてどのように決定するのですか。

(回答)

 実際に走行するなどして検証した走行時間や地域の人数を加味しながら、準備委員会等で詳細を検討していきます。

 

質問1-6 バスに乗っている時間を少しでも短くするために、どのような配慮事項がありますか。また、バスに乗っている最長の時間はどのくらいになりますか。

(回答)

 時間が短くなるように、バスの本数や路線、バス停を決定していきます。また、乗車時間が60分を超えないように検討していきます。

 

2.教育活動について

 

質問2-1 統合に向けて、特に移行期にあたる子どもが環境の変化等に対応できるように配慮していただけることはありますか。

(回答)

 現在、恵南の地域合同で活動や授業ができるようICTを使った交流を取り入れています。また、今後は対面での交流もさらに実施していきます。教員同士の情報交換も行い、子供の様子をつかめるようにしていきます。

 

質問2-2 それぞれ違う環境で育った子どもたちがうまく溶け込めるような配慮はあ りますか。

(回答)

 質問2-1の回答の通り、移行期の子どもたちの交流を行うことや、統合後の子どもたちのケアとして、担任だけではなくフリーの先生の配置や、スクールカウンセラー、心の教室相談員を配置し、生徒たちが楽しく安心して学校生活 を送ることができるよう、きめ細かく見守っていきます。

 

質問2-3 統合をしてクラス替えができる良さが知りたい。

(回答)

 クラス替えができることで、様々な人と接することができます。様々な生徒と接する中で、違う見方や考え方に触れる機会が増えたり、切磋琢磨することで自分の良さや自分らしさを認識しやすくなります。

 

質問2-4 今後の部活動はどうなりますか。現在入っている部活動は、新しい学校でも引き継がれますか。

(回答)

 部活動については、国の方針として、地域への移行が進められています。国の方針や県の教育委員会のガイドラインなどを踏まえながら、休日は地域のクラブ活動に移行する方向になります。各中学校にある部活動については、生徒たちが各中学校で活動していた経験を生かす意味でも残すことが望ましいと考えています。また、新しい部活動については、生徒たちや保護者の意向も踏まえながら、準備委員会で検討していきます。

 

質問2-5 統合後、先生が全員変わってしまうのは不安です。先生の配置はどうなりますか。

(回答)

 新しい中学校には、現在の各中学校から数名の教員が入るように配慮する方向です。新しい中学校になったときに、全く知らない教員ばかりということにならないよう、来年度以降から計画的な人事配置を行います。また、進路指導についても、手厚く対応できるよう配慮していきます。

 

質問2-6 制服やジャージなどの移行はどうなりますか。2、3年生は、残り1、2年で買う必要はありますか。

(回答)

 保護者の皆さまになるべく負担をかけないことを念頭に、開校前に統一するのか、開校後に統一するのか今後準備委員会で検討していきます。また、旧の制服やジャージの着用できる移行期間などについても同じく検討していきま す。

 

質問2-7 各中学校では地域とつながりのある学習があります。そういった取り組みはどうなりますか。

(回答)

 恵那市では、郷土愛を育むふるさと学習を大切にしています。そのため、現在、各校で地域の特色を生かした学習が進められています。統合すると、自分の住んでいる地域の学習だけではなく、各地域の特色や文化を学ぶ機会がさらに多くなります。学習により自分の住んでいるところではない地域に興味 をもった生徒や、仲のいい友達に誘われた他地域の生徒が、地域のお祭りやボ ランティア活動に参加することも考えられます。地域の行事の活性化だけでなく、恵那南地区を一つの地域として捉え、大きなコミュニティで地域を守る ことにつながると考えています。

 

3.施設管理について

 

質問3-1 なぜ山岡にするのですか。

(回答)

 統合の場所を決定する上で最も重要視すべきなのは通学時間です。生徒にかかる負担と学校活動への影響等を考慮して通学時間は1時間以内を目指し、より一層の時間短縮を図ることが可能である場所、及び各地域から平等な位置であるという各地域の意見から、学校統合の場所を山岡としました。

 

質問3-2 統合を進める指標があれば知りたい。

(回答)

 平成27年1月27日に文部科学省が策定した「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引」における、中学校の「望ましい学級数の考え方」には、『全学年でクラス替えを可能としたり、学級を超えた集団編成を可能としたり、同学年に複数教員を配置するためには、少なくとも 1 学年 2 学 級以上(6 学級以上)が必要』と記載があります。

 

質問3-3 どのような目的で増改築を行うのですか。

(回答)

 統合後に足りない教室を確保すること、また、(仮称)恵那南地区中学校としての新しい施設環境を整えるため、増改築を行います。

 

質問3-4 増改築に体育館が含まれていませんが、大人数が活動できる場所は確保で きますか。

(回答)

 例えば部活動においては、B&G海洋センターの施設やグラウンドもありますので、そこも含めて活動場所を確保できるようにします。

 

質問3-5 増改築中に、山岡中学校の生徒は落ち着いて授業を受けることはできますか。

(回答)

 授業の妨げになる工事については長期の休みの間に行うなど、生徒への負担を軽減したいと考えています。

 

質問3-6 バスの購入や運転手の手配などをどのように進めていきますか。

(回答)

 バスの購入や運転手の確保については、業務委託することも含め、開校に向けて検討していきます。

 

4.その他について

 

質問4-1 (仮称)恵那南地区中学校になることのメリットとデメリットが知りた い。

(回答)

 メリット、デメリットと考えられる一部です。

(メリット)

  • 人間関係が活性化する
  • 集団学習の充実により多様な考えに触れられる
  • 部活動の選択肢が増える
  • 教科に応じた教員の配置
  • 他地域の伝統などを知り、交流活動をすることによるふるさと学習の充実

(デメリット)

  • 授業中に意見や発表ができる場が少なくなる
  • 校区が広がることにより通学時間が長くなる
  • 災害時や警報時の引き渡しの時間がかかる
  • 工事中の環境に配慮が必要

 

質問4-2 どのような経緯で、ここまで話が進んできたのかが知りたい。

(回答)

これまでの経緯をまとめたものです。

  • 平成25年~平成26年 恵那南地区中学校あり方委員会で統合について検討
  • 平成27年 恵那南地区中学校再編委員会から教育委員会へ答申
  • 平成29年~令和元年 答申の課題を検討・検証
  • 令和3年 保護者への報告
  • 令和4年3月~6月 地域説明会及び保護者との意見交換会の開催
  • 令和4年6月~12月 恵那市教育環境等検討委員会を設置
  • 令和4年12月 教育環境等検討委員会から教育委員会へ提言書の提出。提言書の内容について令和4年12月22日教育委員会定例会で議決
  • 令和5年1月 保護者説明会

 

質問4-3 今回の統合は、1校案で進んでいるのですか。2校・3校の統合案はないのですか。もしくは、検討したのですか。

(回答)

 1校統合で進めていきます。 恵那市南地区中学校再編委員会では、2校・3校による統合についても、十分議論していただきました。その中において、「公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引」を踏まえ、1校統合で山岡に新築という答申を出されました。

 

質問4-4 子どもの意見を聞くことはありますか。

(回答)

 新しい学校をつくっていく中で、例えば校章や校歌、制服等を決めるというようなことについては、アンケート等により生徒たちの意見を聞きながら進めていくことを考えています。

 

質問4-5 準備委員会における専門部会はどのくらいで立ち上がるのですか。また、メンバーは誰になりますか。

(回答)

 準備が出来次第立ち上げ、統合に向けて内容を進めていきます。

 準備委員会における各専門部会のメンバーは、保護者と地域の代表の方、学校職員によって構成されます。

 

質問4-6 保護者はもちろん、地域の方からも意見を聞いていただき、進捗状況もわかりやすく広めてもらいたい。

(回答)

 進捗状況や今後の情報をウェブサイトや広報、保護者用メールでお伝えし、保護者や地域の皆さまのご理解とご協力を増やしながら進めていきます。

 

質問4-7 地域の中学校がなくなることで、地域が寂れていくのではないか不安がある。

(回答)

 子どもたちがより良い教育環境の中で成長していくことが、将来、地域を発展させていくことにつながると考えています。今後は新しい学校がそれぞれの地域とつながりを作っていけるよう、地域に貢献できる教育活動を工夫していきます。

 

質問4-8 20 年後、30 年後、恵那市の学校はどうなりますか。

(回答)

 今後の社会情勢を踏まえ、検討していくことになります。

 

質問4-9 体育館を含め、今後使わない学校はどのように活用していくのですか。

(回答)

 統合後の施設や跡地の活用については、今後、地域の皆さまのご意見を聴きながら考えていきます。

 

質問4-10 説明会で出た意見は、反対の意見も含めしっかりと周知してもらいたい。

(回答)

 いただいたご意見は、反対意見も含め、議事録で公開していきます。

 

質問4-11 統合の話が消えてしまうことがないように、開校に向けてスピーディーに準備をしてもらいたい。

(回答)

 教育委員会は、令和8年度に統合ができるよう全力で取り組んでいきます。

 

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