リチウムイオン電池の取り扱いに注意を!

更新日:2025年07月28日

リチウムイオン電池による火災にご注意ください!!

リチウムイオン電池は小型・軽量・高容量が特徴の、充電して繰り返し使える二次電池のことで、スマートフォンやノートパソコン、電気自動車など、私たちの身の回りの様々な機器に使われています。しかし、使用方法や充電方法などを誤ると、過放電や過充電を起こし、最悪の場合、破裂、発火し、火災に至ることがあります。

以下のことに十分注意して使用ください。

1.衝撃を与えない

外部からの衝撃などにより内部のセパレータ(絶縁膜)が損傷したものは、電池内部がショートし、発煙や発火のおそれがあります。ケースにへこみがあるものの使用は避けてください。また、ケースにへこみが無い場合でも強い衝撃を受けたリチウムイオン電池の使用は十分に注意してください。

2.リコール対象商品は使用を中止する

リコールの対象となった製品は何らかの欠陥・不具合等により、安全上の問題が生じる可能性があります。使用している製品がリコール対象となっていないか、下記のホームページで調べましょう。

リコール情報(経済産業省ホームページ)

3.製造・輸入事業者や販売事業者が確かな製品を購入する

インターネット通販サイトで購入した製品に火災・事故事例が多く発生しています。事故発生後に事業者に問い合わせようとしても連絡先が不明であったり、不通であることがあるため、製品購入時は慎重に検討してください。

4.非純正品のバッテリーの取り扱いに注意する

リチウムイオン電池搭載製品は、製品本体とバッテリー双方の制御機能で安全かつ最適な機能を発揮できるよう設計されています。組み合わせによっては制御機能が正常に働かず事故に至るおそれがあるため、純正品の使用が推奨されています。

5.分解や改造をしない

リチウムイオン電池搭載製品は容易にバッテリーパックを取り外せない構造になっているものが多くあります。無理にこじ開けるとバッテリーパックに傷がつき、内部ショートが発生するおそれがあります。また、配線などを改造する行為も大変危険ですので絶対に行わないでください。

6.一般ごみなどと一緒に捨てない

ごみ収集車やごみ処理場などで発生する火災のほとんどがリチウムイオン電池の混入によって発生したもので、ごみを破砕する過程でリチウムイオン電池に衝撃が加わり発火に至ったものです。火災の発生状況によっては施設の使用が長期間できなくなるおそれがありますので、ルールを守り正しく廃棄してください。

リチウムイオン電池は、処理困難ごみとしてステーションで3カ月に1回、回収する他、ふれあいエコプラザにも持ち込めます。

捨て方について詳しくは、環境課に問い合わせください。 環境課 電話:0573-26-6847

7.火災発生前に見られる兆候や誤った行動

充電できない、充電するといつもより熱くなる、ケースが膨張し変形している、不意に電源が切れるなどの兆候が認められたら使用を中止してください。また、水没したものの使用や車のダッシュボードに放置するなど高温となる場所に長時間放置することも危険です。取り扱いには十分注意してください。

8.火災が発生してしまったら

周囲に知らせ、119番通報してください。また、住宅用火災警報器は火災を早期に発見するためにとても有効な防災機器です。設置されていない場合は必ず設置してください。また、市消防本部では住宅用火災警報器の取り付けサービス(※住宅用火災警報器は事前に準備していただく必要があります。)を行っていますので、必要であれば申し込みください。

住宅用火災警報器取り付けサービス

リチウムイオン電池の使用についてのお知らせ

この記事に関するお問い合わせ先

予防課

〒509-7203
岐阜県恵那市長島町正家1015番地2 市消防本部

電話番号:0573-26-0296
ファクス:0573-26-0120