「ミヨシ」の学名が付いた桜、三好学の故郷岩村へ

更新日:2024年04月08日

桜を移植する関係者
岩村藩出身の植物学者、三好学ゆかりの桜の苗木が岩村町観光協会に寄贈され、4月7日、植樹式が行われました。
寄贈されたのは、岐阜市願成寺にある中将姫誓願桜(ちゅうじょうひめせいがんざくら)から枝分けされた苗木2本。中将姫誓願桜は、三好学がヤマザクラの変異種であることを発見したもので、学名を「プルヌス・フロリドラ・ミヨシ」といいます。願成寺付近の会社に勤務していた恵那観光大使の金澤正雄氏から願成寺に話があり、今回、保存会から寄贈されました。
植樹式で、市観光協会岩村支部長の度會充晃さんは「関係者の思いが実を結び、この日を迎えることができ大変うれしい。大切に育て、桜の時期にはぜひ多くの方に岩村を訪れてほしい」とあいさつ。保存会会長の玉田和浩さんは「この桜は、関係の深い地域にしか枝分けしないことにしており、岩村で5カ所目となる。今回は、中将姫誓願桜を発見した三好学の地元に植樹でき、うれしく思う。これを縁に、友情が続くことを祈念する」と思いを語りました。
桜は、岩村歴史資料館から岩村城址へ向かう途中、三好学の銅像下に植えられています。

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