五毛座で一夜限りのポーランドジャズを堪能

5月14日の夜、飯地町の五毛座で、ポーランドのジャズグループ「レマンチク ゴリツキ サルネツキ トリオ」による公演が行われました。
公演は、ポーランド・ジャズ財団によるワールドツアーの一環として行われるもので、日本では、東京、神戸、そして恵那市の3カ所で開催されました。
飯地町をはじめ、県内外から188人の来場があり客席は満席に。観客は、朴葉寿司やジビエ料理、酒などを味わいながら鑑賞しました。
ベースのピョートル・レマンチクさん、ドラムのアダム・ゴリツキさん、ギターのラファウ・サルネツキさんによるトリオは、五毛座の松羽目を背景に、オリジナル曲やジャズの定番曲など、8曲を披露。客席では、心地良いリズムに体を揺らしたり、手拍子をして盛り上がったりして、思い思いに音楽を楽しむ観客の姿が見られました。
公演の最後には盛大な拍手が鳴りやまず、アンコールの声も。トリオは声援に応え、アンコール1曲を演奏し、一夜限りのジャズライブは大盛況のうちに幕を閉じました。
サルネツキさんは「この会場で演奏できたことをうれしく思う。温かい声援に感謝します」と述べました。
市之瀬浩盟(ひろあき)さん(長野県松本市)は「ピョートルさんの15年来のファンで、参加しました。生演奏を聴くことができて夢のようでした。歌舞伎小屋でのジャズは、音の響きが面白く、心地良かったです」と語りました。


翌日5月15日には、恵那北中学校でトリオと子どもたちとの交流会を開催。
同校生徒のほか、飯地小学校、中野方小学校、恵那北小学校の児童が参加し、小学校3年生から中学校3年生までの144人と交流をしました。
トリオは、オリジナル曲を1曲披露。間近で演奏されるジャズに、子どもたちは聴き入っていました。子どもたちは、「使っていた楽器は3種類だけだったけど、迫力があってすごかった」「ドラムのソロ演奏がかっこよかった」と感想を述べました。
その後子どもたちは歓迎の気持ちを表すため、校歌を歌ったり、学校紹介をしたり、学校ごとに発表をしました。恵那北中学校の生徒は、スライドを投影しながら、英語で地域の紹介をしました。
トリオは「たくさん準備してくれたことがわかり、素晴らしい発表だった」「私たちをもてなすために準備をしてくれてうれしいです」と子どもたちに感謝の言葉を伝えました。



恵那市とポーランド共和国の交流は、東京2020オリンピックの際、ポーランドのカヌー代表チームが笠置峡ボート・カヌー場で事前キャンプを行ったことが始まり。このホストタウン事業をきっかけに、その後も交流が続いています。
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更新日:2025年05月26日