卒業も選択肢に　高齢ドライバー安全運転相談会

5月29日、えなえーるで高齢ドライバー安全運転相談会が行われました。

本相談会は、高齢ドライバーによる交通事故が全国的に問題となっていることや、5月に交通死亡事故多発東濃・恵那地域警報（一定期間に交通死亡事故が多発したときに発令）が発令されたことなどを受け、恵那警察署が企画したもの。

当日は、相談窓口や運転免許証の自主返納窓口が設けられた他、反射神経や俊敏性を測定し年齢を推定する機器も設置され、自分の運転技術を客観的に見直す機会となりました。市役所からは交通政策課の職員が参加し、自主返納後に受けられる特典の案内を行いました。

訪れた井上勇雄（いさお）さん（81歳）は「全国で高齢ドライバーによる悲惨な事故が起きています。車がないと生活は不便ですが、自分が加害者にならないためにも、いずれは自主返納しなければならないと感じました」とコメント。

松浦明徳（あきのり）さん（74歳）は「多くの市民が集まるスーパーマーケットで相談会を開催すると、興味はあるけど勇気が出ない高齢者が気軽に立ち寄れてとても良い。自分の運転を見つめ直すきっかけになりました」と振り返りました。