恵那南高生が地元企業を学びます

更新日:2025年06月06日

恵那南高校、恵那市恵南商工会が恵那市長と面談

6月2日、恵那南高等学校の生徒らと市恵南商工会の役員が、新事業を報告するために市役所を訪れました。

新事業の「魅力化プロジェクト」は同校観光ビジネス系列3年生の授業で、これまでは、市内企業協力のもと商品開発やパッケージデザインを行っていました。しかし、そもそも市内にどんな企業があるか知る機会がないのではと、昨年から計画を練り直し、授業内容を一新。本年5月に新事業として始まりました。

授業では、市恵南商工会に所属する企業が講師となり、企業の魅力や事業内容、抱える課題などを生徒に紹介。生徒は企業の抱える課題に対して、解決策やアイデアなどを話し合い、発表したり、質問したりします。他にも、生徒自身で写真を撮影し、企業紹介文を考え、インスタグラムに投稿。地元企業や地域活性化への関心を高めるとともに、表現力や発信力の向上につなげ、生徒の進路選択にも役立てます。

同商工会商業観光部会の梅村壮平会長は、「講師を務める企業を募集したところ、40社ほどから手が挙がった。規模の大きな企業から、一人でヨガ教室を運営している方まで、バラエティに富んでいる」と企業側の関心の高さを明かしました。

同商工会未来検討委員会の安藤太陽委員長は「他の高校でも企業説明はあると思うが、約1年間かけて企業から話を聞ける授業はなかなかない。企業にとっても、自身の企業の歴史や業務内容を振り返る良い機会となっている」と双方のメリットを語りました。

生徒の遠藤心愛(ここあ)さんは「普段知ることのなかった企業の話を聞けて貴重な経験。自分が就職するときに学んだことを生かしたいです」と述べ、市川凛(りん)さんは「まだ知らない企業がたくさんあるので、この授業を通して地域の良さを学びたいです」と意欲を語りました。

小坂市長は「生徒の皆さんにとって、企業や地域、そして社会を知るとても良い機会。このような授業は学校の魅力にもつながる。取り組みがますます活発になることを祈ります」と期待を示しました。

これまでに11社による授業が終了。来年1月にかけて、30社による授業と、恵南地区の催し物や歴史を学ぶ授業が計画されており、1月末に開催する同校の総合学習発表会で、生徒が授業の成果を発表する予定です。

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