伝統芸能を知り、伝えるには 保存会と高校生らが対話

更新日:2025年08月05日

ワークショップを行う様子

8月2日、恵那未来キャンパスで、ぎふフューチャーセンター「伝統芸能の未来を私たちの手でつなごう!」が開催されました。
ぎふフューチャーセンターとは、岐阜大学が県内の自治体や事業所などとともに地域課題の解決に向けて対話を行うワークショップ。このたび、市内で初めて開催され、全2回のワークショップを行います。

本ワークショップでは、地域課題として伝統芸能の担い手不足を取り上げ、岐阜大学地域協学センターによるサポートのもと、伝統芸能の魅力を話し合い、次世代の担い手育成を目指します。

第1回目となる今回は、東野歌舞伎保存会、山岡歌舞伎保存会、中野音頭保存会、大井恵那峡とんとん節保存会の会員ら10人と、恵那高等学校、恵那南高等学校の生徒10人、市内出身の大学生や社会人で地元の伝統芸能保存会に所属する3人が参加。高校生は、これまで伝統芸能に関わったことのない生徒ばかりでした。

市内の伝統芸能を紹介する映像を見たあと、五つのグループに分かれ、伝統芸能の魅力や伝統芸能を支えるためにどんな人が必要な人かなどをふせんに書き出し、意見交換を行い、最後にグループで出た意見を発表し、一人一人が自分にできることを宣言。

高校生は「伝統芸能を知るために、見に行くこと」や「海外の人に知ってもらうために手助けがしたい」と宣言した他、「今は他市に住んでいるが、中野方めれた囃子の活動に必ず参加し、伝統芸能を楽しむ」「大学で地歌舞伎の保存継承の研究をする」「伝統芸能って、かっこいい! その魅力を発信し、次の世代につなげる橋渡しとなる」と熱い思いの込められた宣言が行われました。


ワークショップを通して、世代や立場を超えて対話し、それぞれが気づきを得ることができ、次へつながる大きな一歩となりました。次回は8月20日に開催され、高校生らが自分たちに何ができるのかをさらに深く考えます。

ワークショップを行う様子2
自分にできることを考え、記入する様子
自分にできることを考え、記入する様子2
自分にできることを宣言
自分にできることを宣言2

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