ポーランドの画家 マテウシュ・コウェク氏が自身の作品を解説

中山道広重美術館は、8月24日まで、日本美術技術博物館マンガ(ポーランド共和国)との共同企画展「マテウシュ・コウェク さまよう街」を開催しました。8月10日には、ポーランドから来日したマテウシュ・コウェクさんによるアーティストトークが行われました。
マテウシュ・コウェクさんは、ポーランド・クラクフ市を拠点に活動するアーティスト。彼の作品に表現されるくっきりとした線や臨場感あふれる構図には、広重作品の影響が見てとれます。今回展示されたのは、東京とクラクフ市の風景をテーマに描かれた全30点。そのうちの2点は、本企画展のために描かれた世界初公開の作品です。
アーティストトークには、日本美術技術博物館マンガのカタジナ・ノヴァク館長も参加しました。館長は「この企画展のおかげで日本に来ることができてうれしい。訪れた方にインスピレーションを与える場になれば」とあいさつしました。
コウェクさんは自身の作品について、「主人公の感情を表現すること、一つの作品に対照的な要素を取り入れてコントラストを生むことが自分の個性」と説明しました。また、「初めて恵那市を訪れたが、すでにたくさんの刺激を受けアイデアが膨らんでいる。次の作品に取り入れたい。いつかクラクフ市にも来てほしい」と笑顔で話しました。
その後、展示された作品を見ながら、コウェクさんは自身の作品を一部紹介しました。
初公開の『ウサギとカメ』はウサギはパートナー、カメは自分自身に重ね、それぞれの性格を表現したとのこと。また、『クラクフのホタル』は放置された複数のスクーターがにぎやかなカジミエシュ地区の雰囲気を表現していること、スクーターの点滅する光(ホタル)が何か伝えようとしていることなど、作品に込めた思いを語りました。
訪れた約40人の来場者は、コウェクさんが作品に込めた思いやクラクフ市のライフスタイルなどに真剣に耳を傾けました。

中山道広重美術館 長谷川理事長

日本美術技術博物館マンガ カタジナ・ノヴァク館長

『ウサギとカメ』を解説

『クラクフのホタル』を解説
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更新日:2025年08月27日