母と子の命を守る 消防職員が分娩介助や心肺蘇生訓練

8月6日、市消防防災センターで、市立恵那病院産婦人科医の伊藤雄二(ゆうじ)氏を講師に招き、周産期の勉強会と新生児の蘇生対応訓練が行われました。
市消防本部では令和5年6月から「マタニティ・サポート119」を開始するなど、妊娠中の方が安心して暮らせるよう力を入れており、毎年訓練を開催しています。3回目となる今回は、初めて多治見市、中津川市、瑞浪市、土岐市にも参加を呼びかけ、消防職員約40人が参加しました。
参加者は、伊藤氏による講義の後、助産師らの指導を受け、模擬人形を使った分娩(ぶんべん)介助訓練や新生児の心肺蘇生訓練、分娩後の母体管理訓練に取り組みました。
市消防本部救急係の林真名美(まなみ)さんは「職員同士で学び合うことができ、現場では安心して対応できそう。繰り返し学んで技術の定着ができるといい」、中津川市消防本部の大石健介(けんすけ)さんは「手順をしっかり覚え、現場で活用したい。今日だけでなく、日々訓練したい」とそれぞれ話しました。
安藤文隆(ふみたか)消防課長は、「マタニティ・サポート119が開始してからこれまでに要請は6件。職員一人一人が幅広い知識を身につける必要がある。いざという時にしっかり対応できるよう訓練し、恵那市で出産する方々に少しでも安心してもらいたい」と語りました。

新生児の心肺蘇生訓練

へその緒を切る訓練
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更新日:2025年08月15日