心を磨く 明智中学校最後の「掃除に学ぶ会」

更新日:2025年09月30日

男子トイレを掃除する生徒ら

9月20日、明智中学校で伝統の「掃除に学ぶ会」が開催されました。

この行事は、NPO法人日本を美しくする会が行う「第1回全国掃除に学ぶ会」が平成5年に明智町で開催されたことをきっかけに、毎年開催。来年4月の恵那南中学校開校に伴い、明智中学校としての「掃除に学ぶ会」は今回が最後となり、全校生徒や教職員、同法人会員、大正村掃除に学ぶ会会員など約150人が参加しました。

大正村掃除に学ぶ会の田中義人(よしひと)代表は「明智町から始まり、全国、そして海外にも広がっている取り組み。掃除から、相手を思いやる、お互いに助け合うという学びを得てほしい」とあいさつ。

生徒らは19のグループに分かれ、同校や明智駅前プラザ、日本大正村などのトイレを中心に、掃除に取り組みました。同法人会員の指導を受けながら、トイレの便器をはじめ、壁、床、排水溝、手洗い場などを掃除すると、最初は「気持ち悪い。ぬるぬるする」と言っていた生徒らも、掃除が終わるころには「ぴかぴかになって気持ちいい。心もすっきりした」と晴れやかな表情を見せました。最後には、たわしやスポンジ、ぞうきんなどの掃除道具を次に使う人のために洗うことを教わり、バケツを並べ協力しながら丁寧に洗いました。

3年生の中垣香依良(かえら)さんは「大変だけど、終わってみると楽しかった。地域の人もよく使うトイレをきれいにできてよかった」と話しました。指導をした同法人の会員らも「生徒の皆さんは最初は腰が引けていたが、時間がたつにつれて、腰を据えてしっかり磨くことができていた」、「素直に一生懸命磨いている姿を見て、自分も心が洗われた」と称賛しました。

女子トイレを掃除する生徒
多目的トイレの床を掃除する生徒ら
掃除道具を洗う生徒ら

問い合わせ

明智中学校 0573-26-6883