県文楽・能大会で三位一体の舞台を披露します

更新日:2025年10月31日

大井文楽保存会の皆さん

11月2日(日曜日)に行われる「第28回岐阜県文楽・能大会えな2025」のPRのため、10月27日、出演する大井文楽保存会の会員らが市役所を訪れました。 

本大会の恵那市での開催は6年ぶり。市内から出演する同保存会の会員は15人程で、大井町に限らずオール恵那の会員で構成されています。会員の高齢化や後継者不足を課題としながら、大井小学校の総合的な学習で子どもたちへの指導などにも取り組んでいます。

今回披露するのは、同保存会が最も得意とする演目「伊達娘恋緋鹿子 火の見櫓の段(だてむすめこいのひがのこ ひのみやぐらのだん)」。八百屋の娘お七が、恋人を助けるため、刑罰を覚悟で、火事でもないのに火の見やぐらに登って鐘を打ち、騒ぎになっている間に恋人を逃がそうとする、という物語です。

一体の人形を3人の人形遣いが操りますが、人形遣いの姿が見えないのにお七が火の見やぐらを登っていくところが一番の見せ場です。

同保存会会長で、岐阜県文楽・能保存振興協議会会長の纐纈満(みつる)さんは、「文楽は、語り手の太夫、三味線、人形が三位一体となり舞台をつくるのが魅力。地元開催なので気を引き締めてがんばります」と意気込みました。

小坂市長は「まずは見てもらうことが大切。本大会を通して、文楽の魅力を広められれば」と話しました。

第28回岐阜県文楽・能大会えな2025

  • とき 11月2日(日曜日)午後1時開演
  • ところ 恵那文化センター
  • 出演団体 真桑文楽保存会(本巣市)、恵那文楽保存会(中津川市)、半原操り人形浄瑠璃保存会(瑞浪市)、大井文楽保存会(恵那市)
  • 料金 無料
  • 申し込み 不要

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