障がいがあってもなくても、自分らしく生きる

12月5日、東野小学校で、元FC岐阜社長の恩田聖敬(さとし)さんの講演会が行われました。
同校は本年度、市障がい者理解教育推進校の指定を受けており、PTAの家庭教育学級として本講演会を企画。4年生~6年生の児童36人と保護者や地域の方など、合わせて約100人が参加しました。
恩田さんは、平成26年にJリーグ・FC岐阜の運営会社である、岐阜フットボールクラブ株式会社の代表取締役に就任し、チーム再建のために尽力しました。そのさなか、筋萎縮性側索硬化症(ALS)を発症し、病気の進行により平成27年11月、取締役を退任。平成28年6月に株式会社まんまる笑店を設立し、現在は講演や執筆活動を行っています。
恩田さんは、自身で作成したスライドと、自身の声をもとに作成された合成音声による読み上げ機能を使って講演。「障害者とのコミュニケーションは、言葉だけではなく笑顔や触れることでもできる」「他人や周りではなく、自分のゴールがどこかを見据え、自分の足で一歩一歩進むことが大切」など、自身の状況やこれまでの思い、児童に伝えたいことを語りました。
講演を聞いた5年生の千藤琉生(るき)さんは「目標を持って諦めずにやることが大切だと改めて分かった」と話しました。6年生の薄田栞來(かんな)さんは「手を握るとか笑顔を向けるとかでもコミュニケーションになると分かったので、やってみたい」と話し、太田雪姫乃(ゆきの)さんは「障がいとして一括りにせず、一人一人の個性を見て関わりたい」と考えを深めました。
障がいや障がい者への理解を深めるとともに、自身の心の持ち方や生き方を考える機会になりました。
問い合わせ
東野小学校 電話番号:0573-26-6910











更新日:2025年12月23日