明知城を発掘調査 成果を発表

市では明知城跡の国史跡指定を目指して、昨年度より4年計画で明知城跡総合調査事業を実施しています。本年度の発掘調査が終わり、12月5日、成果の報告を行いました。
本発掘調査で明らかになったこと
- 出丸で巨石を用いた石垣を発見(本丸でも石垣を発見)
- 出丸の造成は本丸と同時期と確認
- 17世紀初頭の切岸(急な斜面)造成の技法を解明
- 出丸から高級な陶磁器が出土
上記から、17世紀初頭の出丸は本丸と比較して格式の高い空間だったと考えられることや、17世紀中頃には城主の明知遠山氏は山城を廃して陣屋に住居を移したことなどが分かり、明知城の築城時(16世紀中頃)から17世紀中頃までの明知城の歴史が明らかになりました。
文化課の塚本恵伍(けいご)主査は「昔の領地に戻り、領主としてしっかりとした城を整備した明知遠山氏の誇りが感じられる。明知城の変遷が明らかになった」と話しました。

茶席で使用したものなどが出土し、身分の高い人物が居住していたとみられる。
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更新日:2025年12月22日