災害時には助け合う目印にして 聴覚障がい者支援バンダナを贈る

更新日:2020年10月23日

 市聴覚障害者福祉協会の要望を受けて、市が作成を進めてきた災害時聴覚障がい者支援バンダナ100枚が完成。10月22日に市役所で贈呈式が行われ、小坂市長から協会に手渡されました。
 このバンダナは、聴覚に障がいのある方が、災害時に避難所等で必要な支援を受けやすくするためのもので、配慮や援助が必要であることを示す他、手話や筆談ができる方を探す事にも役立ちます。
 バンダナのデザインは、協会と協議して決定。90センチ四方の黄色い綿の生地には、四隅に「耳が聞こえません」「手話、筆談で対応をお願いします」「手話」「筆談」の4種類の文字とイラストを記しました。必要に応じて文字が見えるように折り、両肩に掛けるなどして周囲に意思を伝えます。
 贈呈式には、協会の原邦雄会長と事務局の田口喜久子さんが出席。バンダナを受け取り「聴覚障がい者は聞こえない中で生活をしています。7月の豪雨では避難しようか迷った。音声の情報は受けることができず災害時は不安が募ります。このバンダナが普及し、周りの人に理解してもらえるとうれしいです」と感謝の言葉を述べました。小坂市長は「全ての市民が、安心して暮らせる取り組みをこれからも続けていきます」と話しました。
 市内の聴覚障がい者は67人。バンダナは、協会や市手話通訳連絡会、手話ボランティア団体を通じて希望者に配布されます。

災害時には助け合う目印にして 聴覚障がい者支援バンダナを贈る

バンダナを披露する市聴覚障害者福祉協会の原邦雄会長(右)と事務局の田口喜久子さん(中)

災害時には助け合う目印にして 聴覚障がい者支援バンダナを贈る

避難所等では、必要に応じて文字が見えるように折り、両肩に掛けるなどして意思を伝えます。

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