避難所で、誰が何する? いざというとき動けるか?

更新日:2020年11月22日

 11月22日、大井町自主防災隊による大井町防災訓練が行われました。この日の訓練は、市内で震度6の地震が起こり、大井第二小学校に避難所を開設することになったという想定。大井町自治連合会や同町民生委員児童委員協議会、交通安全協会大井支部、恵那市女性防火クラブ、大井小学校・大井第二小学校教員、恵那東防災リーダーなどが参加しました。
 例年の訓練では、総務情報班、食料物資班、救護衛生班、施設管理班などに分かれそれぞれの持ち場で訓練を行っていましたが、自分の担当以外の班の仕事内容が分からず、避難所全体の仕事の流れが把握できないという課題がありました。そこで今年は、各班の仕事を他のメンバーが見学し、全員が全体の流れを理解するようにしました。
 総務情報班の仕事を任された、恵那東中学校3年生の石原敦史さんは「今年は恵那東防災リーダー実行委員会の委員長を務めている。訓練ではなく、実際に災害が起こっているという気持ちで取り組み、自分が何をすべきか確認したい」と話しました。石原さんら総務情報班は、避難者の受け付けを担当したり、要介護者などの情報を取りまとめたり、避難所の消灯時間や食事提供時間などを会場に知らせたりするなど、幅広い仕事を担当していました。
 食料物資班は、小学校のグラウンドにある防災倉庫にメンバーを誘導し、全員で防災倉庫の中身をチェックするなどしました。
 救護衛生班は要援護者の対応に当たったり、避難者の健康状態の管理を行ったりしました。この班を担当した、同じく恵那東防災リーダーの原心音さんは「避難してくる人の中には、けがをした人や障がいを抱えた人、ペット同伴の人などいろんな人がいるはず。それぞれの目線になって対応したい」と話しました。
 施設管理班は、防災倉庫からパーテーションを運び出し、避難所に設営したり、トイレやごみ収集所などの場所を分かりやすく貼り出したりして、避難者が不便なく過ごすための作業を行いました。

感染予防に努めながら受け付け

要援助者、感染の疑いがある人の数などを集計

最新情報を貼り出して知らせる

訓練で気づいた点をメモし、共有する

防災倉庫の備蓄品をチェック

倉庫から体育館へパーテーションを運ぶ

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