重要文化財を火災から守る

防火水槽からホースで放水

消火器の使い方を学ぶ
1月26日は、文化財防災デーです。全国で、文化財を火災から守るための訓練が実施されています。
大井町の武並神社でも、2月1日に防火訓練が行われました。武並神社は、本殿が国重要文化財に指定されています。細部の装飾に室町時代の特徴がよく出ており、東濃地方における数少ない中世建築物です。
この日は、武並神社自衛消防隊や近隣住民ら、約30人が参加。「境内から出火し、本殿に燃え移る恐れがある」という想定で訓練を行いました。参加者らは、敷地内の防火水槽からホースをつなぎ、声を掛け合いながら放水。また、消火器の使い方を専門業者から教わり、実際に使ってみるなどの訓練も行いました。この日の訓練の隊長を務めた、大井町の澤田晃二さん(66歳)は「いつも神社の掃除はしているが、消火器具を実際に使ったことがなかった。実際に動いてみて、やり方がよく分かった」と感想を述べ、「火事が起こったときの対処も大事だが、火事を起こさないように日頃から意識することが重要」と実感を込めて話しました。

的に向けて正確に消火するのが難しい

消防車からの放水も実施
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更新日:2020年02月18日