3人で協力、同僚の命を救った

更新日:2020年05月27日

感謝状を手にする(右から)福井一幸さん、伊藤孝男さん、伊藤学さん

感謝状を手にする(左から)伊藤学さん、伊藤孝男さん、福井一幸さん

 素早い適切な処置で心肺停止だった人を救ったとして、市消防本部は、市民など3人に感謝状を贈呈しました。

 3人は、株式会社伸晃恵那工場(武並町)の社員、伊藤孝男さん(62歳)、福井一幸さん(58歳)、伊藤学さん(52歳)。

 3月9日、福井さんは、会社の朝礼前「気分が悪い」と出て行った同僚男性を心配し、後を追いました。男性はソファで横になり「水が飲みたい」と言ったため福井さんが買って戻ると、意識が無くなっていました。 

 そこで周りに声を掛け、伊藤孝男さんがAEDを使用し、伊藤学さんが人工呼吸と心臓マッサージを続けました。男性は、3回目の電気ショックで口から異物を吐き出し、意識と呼吸が戻ったとのことで、福井さんは「『戻ってこい』と声を掛けながら必死だった」と振り返りました。

 男性は、到着した救急隊がドクターヘリを手配し病院に運ばれ、現在は社会復帰が見込まれるまでに回復しています。

 伊藤孝男さんは「先日、退院したと会社に顔を出し、お礼を言ってくれた。本当に良かった」と微笑みました。そして「消防団員の頃から救命講習を受けていたし、今はテクノパーク協同組合で毎年AEDの講習を受けているが、実際に使ったのは初めて。本当に人の命が助けられることがわかった。誰もが講習を受けると良いと思った」と話しました。

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