陶芸作品を海外に発信するパンフレットを刊行
山岡町在住の陶芸家、小川哲央さんが、自身の作品を海外向けに紹介するパンフレット『窯ぐれ』を刊行。9月14日、市長に報告に訪れました。
パンフレットの名称「窯ぐれ」とは、窯を渡り歩き修行を重ねるという意味の陶芸用語で、自身の経験を重ねています。小川さんは「山で原料を探して薪で焼くという古来からのスタイルにこだわって作品を作っている」と言い、「恵那は、原料の粘土が豊富で、釉薬となる長石なども採れる。美濃は日本の陶芸の中心地でもあり、作品作りには理想の場所」と話しました。今回制作したパンフレットには、そうして作られた茶道具や花器など約50点が掲載されています。
本来なら、このパンフレットを携えてイギリスで行われる展示会に出品する予定でしたが、新型コロナウイルスで中止となりました。しかし現在、次の機会を交渉中とのことで「海外で作品展を開催し、日本の伝統工芸の素晴らしさを見てほしい」と力を込めました。
受け取った小坂市長は「恵那は陶土の町でもあり、その可能性を見ることができました。小川さんの活躍が恵那のPRにもなります。今後も期待しています」と話しました。

パンフレットを手にする小川さん(右から2人目)ら
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更新日:2020年09月17日