岩村城跡の環境改善に関する連携協定を締結

更新日:2021年10月28日

 恵那市造園緑化協会と市は10月27日、県史跡岩村城跡(岩村町)の環境改善に関する連携協定を締結しました。

 本協定は、両者が協力して史跡内の八幡曲輪(はちまんくるわ)の一部で行う定期的な草刈りや剪定、雑木の伐採に取り組むことで、史跡の環境整備と本質的な価値を高めることを目的としています。

 岩村城跡は、岩村町のまちづくり組織「城下町ホットいわむら」が、地域住民に呼び掛けて大規模な清掃活動を年2回実施し、城跡の石垣や登城路などの景観維持を行っています。また、市も城跡保全と環境整備を定期的に行っていますが、面積が広大なため、八幡曲輪の周辺などは手入れが行き届かない状況でした。

 恵那・中津川両市の16の造園業者らで構成する県造園緑化組合恵那支部は、天然記念物の保存や文化財保護の経験があります。組合は、社会貢献活動の一環として、岩村城跡の環境改善をボランティアで行いたいと市に申し出を行い、支部のうち恵那南地区在住の会員を中心とする4者が、協定締結に合わせて協会を設立しました。

 締結式では、協会の西尾綱由(つなよし)代表と小坂市長が協定書に調印。西尾代表は「皆さんの協力を得ながら活動を進め、岩村城の歴史を守っていきたい」、小坂市長は「社会貢献の志に感謝します。岩村城は日本有数の山城。皆さんと共に岩村城を盛り上げていきたい」とあいさつしました。

協定書に署名する西尾代表(左)と小坂市長

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