高校生らと共演、初風緑さんプロデュースコンサート「Sparkling NOW!!」

　11月7日（日曜日）、元タカラジェンヌで恵那観光大使の初風緑さんがプロデュースしたコンサート「Sparkling NOW!!」が、恵那文化センターで開催されました。コロナ禍で舞台に立つ機会を失った方に、今できることをしよう、今を輝かせようとの思いを込めて初風さんが企画したコンサート。「きらめく、輝く」というの意味を持つ「Sparking」をタイトルとし、市内の高校生などが出演しました。

　初めに、ギター・マンドリン愛好家グループのギターカンタービレが、「青い山脈」など3曲を演奏しました。

　次に、10月26日に初風さんが恵那高等学校を訪れて音楽部の練習を見学した時の様子が、動画で紹介され、同校音楽部が、指導してもらった「Rain」を澄んだ歌声で披露し、大きな拍手を受けました。合唱の後には初風さんとのトークがあり「指導をしていただいて、歌詞のない部分にも感情を乗せられるようになった」などの感想が出されました。

　恵那南高等学校吹奏楽部は「虹」の演奏後、初風さんと共演。吹奏楽の伴奏に乗せて初風さんが「Tomorrow」を歌いました。初風さんからは「こんな素敵な機会を作ってくれてありがとう」とお礼の言葉もありました。

　岩村町出身の下田歌子が創立した実践女子学園は初風さんの出身校であり、この日は、同学園中学校高等学校の吹奏楽部とダンス部、合唱部が動画で紹介された他、初風さん主宰ダンススクールからも映像が届けられました。

　さらに、恵那観光大使で和太鼓奏者の加藤拓三さんの演奏では、緊張感と迫力のある和太鼓の音が会場に響きました。和太鼓を通した二人の縁がトークで紹介されたり、歌と和太鼓のコラボレーションが披露されたりして、観客を魅了していました。

　初風さんによるソロ歌唱もあり、観客は盛りだくさんの内容を堪能した様子。感染症対策のため、座席の間隔を開けて人数制限をしたコンサートでしたが、定員一杯の約420人が、久しぶりのステージを楽しみました。

　終演後、恵那高等学校音楽部部長の安藤優さんは「中止や無観客のステージばかりだったので、たくさんのお客さんの前で歌ったのは、高校になってから初めてでした。緊張したけれど、歌うことが楽しかったです」と話しました。

コンサートの様子は、YouTube市公式チャンネルで見ることができます。