現代風にアレンジした、からすみ作りに挑戦

子どもの健やかな成長を願い、桃の節句にお供えする菓子として、東濃地方を中心に親しまれてきた「からすみ」。家庭で作ることは、最近では少なくなっています。食の魅力を発信している「えなえーる」では、昔ながらの作り方を基本に、分量や加熱方法などを工夫し、若い世代の人にも作りやすいレシピを研究しています。
3月13日、小学生親子を対象にからすみ教室を開催しました。市職員が講師となり、からすみの起源や材料などについて説明しました。その後、家庭用にアレンジした簡単なからすみの作り方を、実演を交え説明。蒸し器を使った作り方と、電子レンジを使った作り方の2種類を伝授しました。「どちらも同じ分量だけど、硬さや食感などに違いが出ます」などと説明し、参加者は「なるほど」といった顔でうなずいていました。新型コロナウイルスの感染を防止するため、参加者が一から調理することはせず、後半の仕上げのみを全員で行いました。生地を成型した後、アクセントとして市販のドライソーセージや、レモンの皮の砂糖漬けなどを載せて完成。意外なトッピングに、参加者からは驚きの声が上がっていました。
笠置町から参加した、恵那北小学校5年生の小池ひよ莉さん(11歳)は「給食で食べたことはあるけど、作ったことはなかった。からすみにドライソーセージを載せるのは意外だったけど、甘さとのバランスがちょうど良くておいしかった」と感想を話しました。

恵那市の伝統文化、からすみについて勉強

米粉と砂糖を混ぜ生地を作る

実演で分かりやすく説明

フライパンを使って蒸す

ソーセージやレモンの皮を載せる

「簡単にできた!」

「うん、おいしい」

一口サイズのからすみが完成
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更新日:2021年03月14日