考えることを止めない 文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞受賞

文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞の賞状を手にする大池さん(左)と町野さん(右)
令和3年度文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞を受賞した、明光化成工業株式会社の大池まゆみさん(明智町)と、株式会社UACJ金属加工恵那工場の町野竜也さん(長島町)が受賞報告に市役所を訪れました。
文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞は、優れた創意工夫により職域における技術の改善向上に貢献した方を対象に表彰しています。全国で477人受賞し、県下10人のうち2人が恵那市民の受賞となりました。
明光化成工業株式会社に勤める大池さんは、不織布の一発貼り付けの道具を考案したことで受賞されました。これまで、スピーカーを自動車に組み付ける際に異音が発生しないよう不織布を貼り付ける作業を手で行っていました。しかしこの道具によって、これまで10秒かけて行っていた作業が6秒に短縮され、さらに動力がゴムであるため電気などのエネルギーを使わないという点でも評価されました。
大池さんは「受賞はとても光栄なことでうれしく思います。これからもいかに早く、丁寧にひとつひとつ作ることができるよう、努力を重ねていきたいです」と喜びを話しました。
株式会社UACJ金属加工恵那工場に勤める町野さんは、アルミプレス作業の工程を分析し改善を図ることで、作業者の習熟度に関係なくものづくりができる安定したプレスラインにすることを実現し、受賞されました。
町野さんは「初めてこのような賞を受けることができてうれしいです。今後も改善を続け、また表彰していただけるよう日々作業に取り組みたいです」と今後の意気込みを語りました。
小坂市長は「創意工夫功労者賞の言葉どおり、毎日疑問を持たず働くのではなく創意工夫を重ねる姿は、私たちも見習わなければいけません。この受賞は、恵那市の企業の元気につながります。引き続き技術の改善や工夫の継続に期待しています」とお祝いの言葉を述べました。
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更新日:2021年05月14日