初めの歌舞伎、楽しかったよ

6月26日、恵那市山岡町出身の歌舞伎俳優中村いてうさんによる歌舞伎体験講座があり、子どもや地域の方が、歌舞伎の立ち回りなどを体験しました。
この講座は、市内各地に伝わる地歌舞伎の保存伝承と後継者の育成を目的に、今年初めて実施されたもの。今回は、三郷町に残る芝居小屋「宮盛座」で、午前は子どもの部、午後は大人の部として行われました。


子どもの部には、市内から小中学生11人が参加しました。いてうさんは、闘争場面である「立ち回り」について、現在でもアニメや映画のアクションシーンの元になっている、と人気アニメなどを例に挙げて説明。「歌舞伎では、暴力シーンを生々しくなく、舞踊的にゆっくりした動きで見せる」などど解説しました。
その後、子どもたちは、新聞紙を丸めて作った刀を手に持ち、次々に切り掛かる技などを体験しました。歌舞伎は初めてだったという野崎莉央さん(長島町)は「立ち回りなど、動きに意味があることを知って興味が湧きました」話しました。

また、午後の部開始前には、中村いてう後援会の設立報告があり、後援会会長に就任した岐阜県議会議員の水野正敏さんが「伝統文化の根付くこの地域にふさわしい後援会をつくっていきたい。いてうさんを応援し、さらにそれが地域の発展につながることを願っている」とあいさつしました。
いてうさんは「今年で40歳という節目の年になるが、さらに成長していかなければならない。こうして応援していただけることは、本当に力になる。これからも応援よろしくお願いします」と話しました。

歌舞伎体験講座は、本年度あと3回予定されています。日程などが決まり次第、ウェブサイトなどでお知らせします。
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更新日:2021年06月26日