秋霖の町屋で琵琶の語り

更新日:2022年10月17日

田中旭泉さんと子ども琵琶倶楽部

田中旭泉さんと子ども琵琶倶楽部

 10月17日、しとしとと秋の雨が降りしきる中、秋の風物詩「秋月の宵 筑前琵琶演奏会」が中山道ひし屋資料館で行われ、約70人の観客が筑前琵琶の語りを楽しみました。

 平成13年から始まった、恵那観光大使で筑前琵琶奏者の田中旭泉(きょくせん)さんを迎え開催するこの演奏会は、今年で20回目の節目。今年初めての試みとして、旭泉さんを講師とした市民講座「子ども琵琶倶楽部」を開講し、4~12歳の受講生たちがオープニング演奏で「桃太郎」を語りました。9月27日に行われた「おさらい会」よりも、一回り成長した姿を観客に披露しました。

 旭泉さんは「羅生門」と「茨木」を演奏。今年は「『鬼』~琵琶で鬼やらい~」をテーマに、混沌とした世に対し、平和と希望の願いを琵琶の音に込めて語りました。旭泉さんは「子どもたちを指導しているとき、昔のことを思い出したり、子どもたちから元気をもらったりして、とても幸せに感じました。皆さまに支えられて開催できたこと、感謝の言葉は尽きません」とあいさつし、会場の中山道ひし屋資料館は温かい拍手で包まれました。

「羅生門」を演奏する旭泉さん
あいさつする旭泉さん

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