明智・岩村で山城を体感、地元のまつりと合わせ多くの人でにぎわう

更新日:2022年10月24日

 10月23日、気持ちの良い秋晴れの中、第29回全国山城サミット恵那大会の2日目が開催され、明智・岩村会場には、約1万7千人が訪れました。

 明智会場では、千畳敷展望台からののろしと明智太鼓の演奏で幕を開けると、チャンバラ合戦や土岐高山城戦国武将隊の演武などが繰り広げられました。さらに落語家の春風亭昇太さんと滋賀県立大学名誉教授の中井均さんが明知城に登城。明知城の見どころなどを分かりやすく話しながら歩き、山城ファンとのふれあいを楽しみました。昇太さんは「たくさんの方が来ていて城の認知度が上がっていることを感じる」と喜びました。静岡県から訪れた中川ひろこさんは「昨日の講演会にも参加しました。解説を聞きながら歩けて、とても良かったです」と笑顔を見せました。その後、昇太さんと中井教授は大正村広場でトークショーを行い、市内各地の山城を楽しんでほしいなどと呼び掛けました。

 また、大正村かえでまつりも同時開催され、中高生による「こどもひろば」の他、地元の農産物やキッチンカーによる飲食物の販売などがあり、たくさんの人で賑わいました。 見どころの一つでもある火縄銃の「演武」では、本石橋上にたくさんの人が集まり、発射音が鳴るたびに歓声が上がりました。

 岩村会場では、岩村城跡の本丸付近でのろしが上がった後、ステージで、詩吟や剣舞、和楽器などの演奏が行われました。城の石垣「六段壁」では、岩村城女太鼓が「出陣太鼓」と「戦国太鼓」という城をテーマにした曲を披露し、岩村甲冑工房武将隊が会場を盛り上げました。

 岩村本通りの岩村城下町枡形特設ステージでは、古戦場おもてなし武将隊による演武などが披露され、大勢の人でにぎわいました。春風亭昇太さんと城郭ライターの荻原さちこさんによる「山城トークショー」では、二人が山城の魅力をユーモアを交えて説明し、観客から笑い声が上がりました。

 岩村在住の成瀬哲也さん(36歳)は「久しぶりに城跡に登りました。歴史に触れる良い機会になりました」と話しました。城下町と岩村城をめぐるスタンプラリーにも参加し、息子の春樹くん(2歳)は「スタンプラリーが楽しかった」と笑顔を見せました。

 本通りでは、いわむら城下おかげまつりも開催され、物産品の販売やハンドメイド雑貨などの店が並び、買い物を楽しむ人がみられました。甲冑の着付け体験や越前琵琶の演奏もあり、歴史を体感した一日となりました。

岩村女太鼓の演奏と甲冑武者たちの共演
スタンプラリーのゴール
春風亭昇太さんと一緒に下城する様子
もち投げの様子
門番に扮する中学生
甲冑を実際に着てみる女の子
歴史ある奥座敷で楽しむ琵琶の演奏会(田中玉旭泉氏)
本通りに並ぶハンドメイド雑貨店で買い物をする様子
春風亭昇太師匠と萩原さちこ氏によるトークショーの様子

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