コミュニケーションの基本を受講

　明智駅前の駅前町集会所いこまい館で10月28日、恵那南高等学校地域サポーターと明智町地域自治区運営協議会が主催するコミュニケーション実習の講座があり、同校2年生10人がコミュニケーションの基礎を学びました。

　同校地域サポーターは、部活動や学校行事の応援、学習支援などを通して同校を応援しようと、平成30年度から活動しています。本年度は、今までの自主学習支援から、講師を招いた講座に変更。コミュニケーションの基礎を学ぶ内容として、初めて企画しました。

　初めに、講師で産業カウンセラーの丸山悟さん（明智町出身）が「自分の思いを言葉にすることと相手の話をしっかり聞くことで、コミュニケーションが成立する」と説明。表情や相づちなどで話しやすい雰囲気を作ることが大切などとアドバイスしました。

　その後、生徒らは3～4人のグループに分かれ、地域サポーターの進行のもと、話す人、聞く人、観察者の役割を順に体験。「最近気になっていること」や「就職・進路で心配なこと」などの話題で、数分間の会話を行いました。地域サポーターに感想を聞かれると、生徒らからは「聞こうとしてくれていたから話しやすかった」「目を見て聞くことを心掛けた」などの声が上がりました。体験を終えた伊藤壮汰さん（明智町）は、「質問や相づちで会話が弾んで、聞くことの大切さがわかりました。こういう機会があって良かったです」と話しました。

　本年度の講座は、この日で全6回の日程を終えて終了。同校地域サポーターは、次年度も同様の講座などで学校を支援していく予定です。

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