技能五輪国際大会で金メダル獲得

　大井町出身で株式会社アイシン（愛知県刈谷市）に勤務する袖山玲（れい）さんが、第46回技能五輪国際大会メカトロニクス種で金メダルを獲得したことを報告するため、11月22日、市役所を訪れました。

　技能五輪国際大会は、幅広い職種の青年技能者を対象とした世界レベルの技能大会で、職業訓練の振興と技能水準の向上、技能者の国際交流と親善を図ることを目的に、2年に一度開催されています。本年は10月4日から7日までドイツのシュツットガルトで同大会のメカトロニクス職種が開催され、袖山さんは同社の瀬木竜（りゅう）さんとペアで日本代表選手として大会に出場しました。

　メカトロニクス職種は、1チーム2人の選手が、工場を想定した小型搬送ラインを4日かけて完成させる競技です。課題は競技初日に公表され、仕様書通りに組み立てや調整、プログラミングなどを連携して行い、完成までの時間と正確性を競います。二人は25カ国、50人が出場する中、見事金メダルを獲得しました。

　袖山さんは、中津川工業高等学校を卒業後同社に就職。人材育成部技能開発室でエンジニアとして腕を磨いていきました。「4年前から取り組んできた頑張りが、最高の結果につながってうれしい。周りの人たちの期待に応えることができて良かった」と喜びを語りました。

　報告を受けた小坂市長は「金メダル獲得、おめでとうございます。これからも活躍していただき、日本のものづくりを引っ張っていってほしい」と述べました。