ポスターで火災予防を啓発

更新日:2022年11月24日

受賞作品を持つ柘植さん(左)と市川さん(右)

 市では、火災予防に対する意識を高めてもらうため、毎年市内小中学校の児童生徒から火災予防に関するポスターを募集し、入賞作品を決めています。今年は市内小学校12校、中学校8校から合計600点の応募があり、その応募作品の中から特別賞58点が選ばれました。昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策のため表彰式の規模を縮小し、11月24日、恵那市長賞と県知事賞の表彰式が市役所で行われました。

恵那市長賞を受賞した柘植美芙さん(中央)

恵那市長賞を受賞した柘植美芙さん(中央)

 恵那市長賞を受賞したのは、恵那北中学校1年生の柘植美芙(みふ)さん。中野方町在住の柘植さんは、坂折棚田をイメージした田園風景を背景に、消防士のたくましい姿と「僕がこの町を守ります」のキャッチコピーを描きました。

 柘植さんは「消防士を主人公にして描こうと決めていました。そこに、地域の風景である棚田を描きました」とポスターのデザインを解説。小坂市長は「地域の情景が伝わってくるような、田園と豊かな水の表現がすてきです」と感想を述べました。

県知事賞を受賞した市川花暖さん(中央)

県知事賞を受賞した市川花暖さん(中央)

 市では恵那市教育長賞を受賞し、県へ進達された作品の中で最優秀賞である県知事賞を受賞したのは、恵那東中学校3年生の市川花暖(かのん)さん。県知事賞を市内の児童生徒が受賞したのは、10年ぶりです。夕焼けの中に沈む街並みを少女が見つめ、「火は消えても悲は消えない」というキャッチコピーを描いています。

 市川さんは「悲惨さを強調するために、少女の後ろ姿を描きました。このキャッチコピーは、絵を描いた後にぱっと浮かんできました」と解説。小坂市長は「とても手書きとは思えないほどの完成度です。キャッチコピーも、見る人に訴えかける素晴らしいものです。県知事賞受賞、おめでとうございます」とお祝いを述べました。

 2人の作品はポスターとして印刷され、10月末ごろから市内の事業所や公共施設などに飾られ火災予防を啓発します。

この記事に関するお問い合わせ先

岩村消防署

岐阜県恵那市岩村町1662番地1

電話番号:0573-43-0119
ファクス:0573-43-4012