明智小学校150周年記念 学習発表会を開催

更新日:2022年11月26日

明智小学校150周年記念学習発表会

 明治5年11月、当時の明知村龍護寺を仮校舎として創立以来、明智小学校は150周年を迎えました。明智小学校創立150周年の取り組みとして、1年生から6年生の児童は「ふるさと明智」をテーマに、地域や地域にゆかりのある人物などを調べてきました。その成果を発表する学習発表会が11月26日、明智小学校体育館で行われました。地元の方など来賓約60人と保護者らの前で、児童たちは堂々と発表しました。

昔あそびのあやとりを披露する1年生

1年生「昔あそびについて」

地域の方に吉田小学校について学んだことを発表する2年生

2年生「吉田小学校について」

 1年生は「昔あそびについて」のテーマで、祖父母から学んだ昔あそびを紹介。紙飛行機やお手玉、あやとりなどを実演を交えて披露すると、会場からは温かい拍手が送られました。

 2年生は「吉田小学校について」と題し、平成26年に明智小学校と統合された、明智町大田や吉良見地区などを校区とする吉田小学校について発表しました。卒業生である両親や地域の人にインタビューし、当時の思い出や今の学校にはないものなどを調査。時代や学校が違っていても、出会いを大切に元気よくすごしていきたいとまとめました。

日本大正村について発表する3年生

3年生「日本大正村について」

昭和期の小学生は勉強よりも畑仕事を優先しなければならなかったことを紹介

4年生「明智小学校の歴史について」

 3年生のテーマは「日本大正村について」。大正時代館、大正ロマン館、旧三宅家、大正村資料館を見学し、施設や、大正時代の生活様式や食文化などを学びました。来賓や保護者に対しクイズを出したり、恵那南高等学校の生徒と一緒に土びなを作った思い出を写真とともに紹介したりして、見る人を楽しませようとする発表でした。

 4年生は「明智小学校の歴史について」と題し、明治5年創立から現在の明智小学校について発表しました。昔は町内に六つも学校があったという歴史に、明智町をよく知る地元の方でも意外そうにうなずいていました。さらに、昭和期の小学生は、戦争などの影響で食べ物がなく困っていた様子や、勉強ではなく畑仕事を優先しなければならなかったことを演技で紹介し、最後に校歌を歌って締めくくりました。

自分たちで作成したスライドショーで明知鉄道について発表

5年生「明知鉄道について」

劇を交えて発表する6年生

6年生「明智光秀と山本芳翠について」

 5年生は「明知鉄道について」のテーマで、グループごとに明知鉄道の駅を調べました。駅だけでなく、周辺の観光地や飲食店についても調べ、どのような様子なのか自分たちで撮ってきた動画や画像で紹介。明知鉄道をもっと利用してもらうにはどうしたらよいか、利用者や鉄道の運転手にインタビューしたり、新しいグルメ列車の企画を考えたりして、課題や改善点も探っていました。

 6年生は「明智光秀と山本芳翠(ほうすい)について」のテーマで、地域のゆかりの人から学んだ、大切にしたい思いや生き方を学びました。明智光秀はとても誠実な人であったこと、山本芳翠は、少年時代から画家になりたいという思いを諦めずに努力を続けてきた人であったことを、演劇を交えながら分かりやすく発表。自分たちができることを誠実に、夢や物事を諦めずに生きていきたいとまとめました。

 児童代表あいさつで6年生の遠山稜征(りょうせい)さんは「この発表会のために、家族や地域の方からたくさんの話を聞くことができました。これからも、昔あそびや地域のことを学び、明智町を大切にしていきます」と話しました。

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