デジタルスキルを駆使して事業改善

更新日:2022年12月17日

講師の株式会社EBILAB小田島代表取締役

講師の株式会社EBILAB小田島代表取締役

 市では、さまざまな学びの場を創出することを基本構想に、恵那未来キャンパス構想を策定しています。その一環として、デジタル技術を取り入れることで事務作業の効率化をいかに図るか、その考え方や活用方法などを学ぶ講座を市役所会議棟で開催。12月17日、市内事業者や市民ら15人が参加しました。

 講師は、三重県伊勢市のおはらい町通りで、商店や飲食店などを経営する株式会社EBILAB(エビラボ)の小田島春樹代表取締役。義理の父が営む飲食店を引き継いだ小田島さんは、それまで勘や経験で行っていた経営にデジタル技術を取り入れて数値化。効果的な経営戦略を模索・実践した結果、年商を5倍にまで引き上げました。

 経理や人事などのバックオフィスにデジタル技術を導入し数値を解析することで、無駄を省き生産性を向上させること、効果的な経営を導き出せることなどを解説。「観光業に大きなダメージを与えたコロナ禍においても、デジタル技術を駆使したことで売り上げは落ちませんでした」という小田島さんの話を、参加者はメモを取りながら熱心に聞き入っていました。

 その後、小田島さんの会社でも実際に使用しているアプリMicrosoft Teamsの操作体験を行いました。TeamsはMicrosoft社が提供しているコミュニケーションアプリで、オンライン会議やチャット、資料の共同作業などが使用できます。自分が経営する会社や所属する職場を想像しながら、何ができるのかを体験することができました。講座に参加した西尾大介さん(大井町)は「自分の会社はまだアナログな部分が多いので、デジタル技術を使った経営で成功をおさめた小田島さんの話はとても興味深かったです。自分のできる範囲で会社の経営を改善していきたいです」と講座を振り返りました。

Microsoft Teamsの操作体験をする参加者

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