伝統文化活動の担い手として活躍、県伝統文化継承者表彰

更新日:2022年03月08日

受賞した華道の林正人さん(中央左)と茶道の岡本祥子さん(中央右)

 永年にわたり伝統文化活動の担い手として活躍し、伝統文化の継承発展に貢献している個人などを表彰する「令和3年度県伝統文化継承者表彰」に、市内から2人が選ばれ、その受賞報告会が3月8日、市役所で開催されました。
 受賞したは、華道千秋流で笠置町の林正人さんと、茶道表千家で東野の岡本祥子さん。林さんは、50年前の昭和46年に千秋流に入門し、その後6年で師範を取得。以後44年にわたり後継の指導に尽力する傍ら、市文化振興会理事、副会長、教養部部長を歴任。市文化祭華道展などを通して地域文化の振興、発展に寄与しています。岡本さんは、56年前の昭和40年に表千家に入会。34年にわたり後継の指導にあたる傍ら、市文化振興会評議員や市茶道連盟会長を歴任し、市文化祭市民茶会などを通して地域文化の振興、発展に寄与しています。
 林さんは「現在、市内外で四つの教室を開いています。華道に携わる人が年々減少していますが、伝統文化を継承していくために、末永く活動していきたいです」と、岡本さんは「受賞が決まった時は、正直驚きました。茶道も後継者不足が深刻で、裾野を広げるため、今は中野児童館で小学生にも指導しています。お茶は、敷居の高いものではなく、普段の生活の中にあるもの。今後も普及に努めたいです」と受賞の喜びを語りました。

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