一斎の魅力を伝えたい 生誕250年記念商品企画会議

更新日:2022年03月17日

食器の色について話し合う生徒

 岩邑中学校では、日常生活で使用する物や食品を通して、佐藤一斎や一斎が残した『言志四録』の魅力を多くの人に知ってもらおうと、商品の開発企画に取り組んでいます。3月17日、岩邑中学校を訪れた製造業者に、企画に取り組んできた2年生の生徒がプレゼンテーションを行いました。

 企画した商品は、食器、ボールペン、菓子の3種類。食器は、市内の給食に使われる食器を製造する株式会社おぎそ(土岐市)、ボールペンは名入れを行うことができるナショナルペン(東京都渋谷区)、菓子は地元の和洋菓子店のかめや菓子舗(岩村町)が製造に協力します。生徒たちは、販売する対象者や商品のデザイン、価格などを昨年10月から考えてきました。

 プレゼンテーションを受けた製造業者は、色を決めるにも規格があるためそれに沿ったものにすること、原価が高くなったとしても生徒の思いやコンセプトを大切にすること、一斎に興味がない人でも手に取ることができる値段はいくらか、などについて生徒にアドバイスしました。

 ボールペンの企画に参加している成瀬叶太(かなた)さんは「自分たちも改めて佐藤一斎の魅力に触れることができました。先生たちの力も借りながらグループみんなで話し合ってきたので、多くの人に手に取ってもらえたらうれしい」と笑顔で話しました。

 生徒たちが考案した商品は、佐藤一斎生誕250年記念式典までに商品化を目指します。

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