中学生に向けSDGsを講演

　恵那文化センターで3月15日、博報堂DYホールディングスCSRグループ推進担当部長の川廷昌弘氏による講演会があり、市内全中学生がSDGsについて学びました。

　講演会は、恵那ロータリークラブ創立の60周年記念事業の一環。未来を担う子どもたちに知ってほしいと、国や地方自治体でSDGs推進に関わる川廷氏を講師に招き、全中学校を対象に行われました。感染症対策のため、恵那文化センターをメイン会場として恵那西中学校2年生が出席、市内7中学校は各中学校からオンラインで参加しました。

　講演会では初めに川廷氏からSDGsの概要が説明された後、各中学校代表生徒が、地域の自然や文化を学ぶ活動やSDGsの取り組みなどを発表。川廷さんは「2030年に向けて、主役になる皆さんが、恵那のために何ができるのか考え、提案していったほしい」と呼び掛けました。

　川廷氏はさらに、自治体区域で分けるのではなく川の流域で問題を考える「流域思考」を紹介。1つの問題がさまざまにつながっていること、1つの町だけでなく周辺のことも考えることが大切だとし「そのために、コミュニケーションツールとしてSDGsを使ってほしい」と語りました。