恵那未来キャンパス構想が完成

　市サテライトキャンパスあり方検討委員会で話し合われてきた「恵那未来キャンパス」構想が完成し、その報告が3月25日、市役所で行われました。

　近年、就職や進学によって若い世代の多くが県外や市外に流出し、社会活力が失われてきました。そんな中、新たな学びの場を創出することを目的とした「サテライトキャンパス」の実現に向け、基本となる構想を市サテライトキャンパスあり方検討委員会で話し合われてきました。法政大学藤井章博教授を同委員会の会長として迎え、地域と教育機関をつなぎ、多様な学びの場を新しく創出することで市の将来を担う人材を市で育てることを目的に「恵那未来キャンパス」構想を策定しました。

　この構想をもとに、令和4年度の事業として、

1. サテライト大学の誘致活動
2. 高校生や大学生、社会人向けのプログラミングやデータサイエンスなどスキルアップ講座の実施
3. 高校生と地元企業が連携し地域課題を見つけ、具体的な解決策を探る取り組み
4. 新しい学びの場の創出

などを進めていく予定です。

　同委員会の藤井会長は「コロナ禍前から進められてきたこの構想が、市の行政サービスにつながるよう活用いただければと思います」と報告しました。報告を受けた小坂市長は「ICTを最大限活用したこの構想は、市の強みにもつながります。引き続きご指導いただきますようお願いします」と述べました。

　本構想の詳細は、後日市公式ウェブサイトや専用ウェブサイトで紹介します。