科学技術を向上 文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞受賞

更新日:2022年05月25日

 5月20日、令和4年度文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞を受賞した、明光化成工業株式会社の後藤卓弘(たかひろ)さん(明智町)と、株式会社オグリ電子の楓康春(やすはる)さん(長島町)が受賞報告に市役所を訪れました。

 文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞は、優れた創意工夫により職域における技術の改善向上に貢献した方を対象に表彰しています。全国で479人受賞し、県下10人のうち2人が恵那市民の受賞となりました。

 明光化成工業株式会社に勤める後藤さんは、自動車のシフトノブに取り付けるエラストマ材(ゴム製のクッション材)のリサイクル方法を考案し、受賞されました。これまで、エラストマ材の製造には使用部分の約13倍の廃棄が出ていましたが、エラストマ材の特性を考えたリサイクル方法を考案したことにより、100パーセントリサイクルすることが可能に。また、廃棄する時間や手間を削減したことも評価されました。

 後藤さんは「業務の中ではまだ無駄な部分が多いので、一つずつ改善していきたい」と今後の意気込みを語りました。

 株式会社オグリ電子に勤める楓さんは、レジスタ(自動車のエアコン吹き出し口)の組み立てを補助する治具の改良をし、受賞されました。これまで、組み立て時に傷がついたり、組み立て方法を誤ったりして不良品が発生していました。しかし、治具を改良したことにより、不良品がゼロになり、作業効率も上がりました。

 楓さんは「このような賞を受賞することができて光栄です。無駄な支出が減らせるように日々努めていきたい」と喜びを語りました。

文部科学大臣表彰創意工夫功労者賞の賞状を手にする後藤さん(左)と楓さん(右)

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